エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.619
2017.12.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
次に内部構造の詳細を見ていこう。「G-Master Hydro」シリーズ最大のトピックといえばデュアル水冷システム。評価サンプルでもCore i7-8700KとGeForce GTX 1070 Tiいずれも水冷化されている。
CPUの冷却を担当するのは、サイコムのBTOで数多くの採用実績がある、鉄板のオールインワン水冷クーラーAsetek「550LC」。ポンプ一体型ウォーターブロックには、熱伝導率に優れた銅製コールドプレートが採用され、受熱能力をアップ。さらに標準構成ではラジエター部にサイコム独自にENERMAXの120mm口径PWMファン「UCTB12P」が搭載される。
なお、CPUは標準搭載のCore i7-8700Kのほか、Core i7-8700、Core i5-8600K、Core i5-8400、Core i3-8350K、Core i3-8100まで、すべてCoffee Lakeから選択できる(※選択パーツ2017年12月現在)
CPU用のオールインワン水冷クーラー「550LC」。ポンプ一体型水冷ブロックのトップ部にはサイコムオリジナルをアピールするロゴがデザインされる | トップ部分に搭載されるENERMAX「UCTB12P」。回転数は500~1,500rpmのワイドレンジ設定で18dBA以下という静音性が特徴 |
グラフィックスカードの冷却はCPU同様、Asetekの水冷クーラー「740GN」だ。サイコムオリジナルとしてGeforce GTX1070/1070 Ti/1080/TITAN Xpにも組み込まれたモデルで、標準構成のファンはENERMAX「UCTB12」を搭載。さらに静圧性に優れたNoctua「NF-F12 PWM」にアップグレードすることもできる。Asetek製水冷クーラーについては、インタビュー記事に詳しいので、合わせて参照頂きたい。
最新のGeforce 1070 Tiをいち早く水冷化。カスタマイズメニューから選択できる | グラフィックスカードのラジエターおよびファンはリアに搭載 |
なお、「G-Master Hydro」シリーズのグラフィックスカードには、PCIスロットのネジ穴を利用し重量級グラフィックスカードをガッチリ支える「カードキーパー」が装着済みだ。
輸送時の脱落防止効果もある「カードキーパー」 |