エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.622
2017.12.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
まず手始めに、3Dベンチマークテストの定番ソフト「3DMark」から、DirectX 12対応の「3DMark Time Spy」を動作させてみる。プリセットは4K(3,840×2,160ドット)のハイエンドテスト「Time Spy Extreme」と、2K(2,560×1,440ドット)環境の「Time Spy」の2つを選択し、計測を行った。
オーバークロックによるクロック差は38MHzと小さいが、「3DMark」のスコアでは3~4%ほどの違いが出ており、その効果がしっかり反映されている。特に負荷の大きい「Time Spy Extreme」で差が拡大。より重量級のゲームやコンテンツでメリットを享受できそうだ。ワンタッチで手間いらずのチューニングで得られる効果ならば、導入しない手はない。
続いてはDirectX 11環境でのパフォーマンスを「3DMark Fire Strike」でチェックする。こちらもプリセットは4K対応の「3DMark Fire Strike Ultra」と、2K解像度の「3DMark Fire Strike Extreme」を選択した。
大きな負荷がかかる「3DMark Fire Strike Ultra」では、「Time Spy」と同様に約4%ほどのスコア差が確認できた。その一方で軽量な「3DMark Fire Strike」では2%未満までスコア差が縮小、性能が十分に発揮されていない。DirectX 11環境においても、オーバークロックの効果を実感するためには、より高解像度なプレイ環境が欲しいところだ。