エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.624
2017.12.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「Z370 GAMING PLUS」をベースにPCを構築。CPUクーラーにはスリムヒートシンクを採用する「CORE FROZR L」を搭載 |
画像による検証が一段落したところで、ここからは「Z370 GAMING PLUS」をベースにPCを構築して、実際の挙動を確認していく。テスト用のCPUはCoffee LakeのミドルレンジモデルCore i5-8600Kを、CPUクーラーにはMSI「CORE FROZR L」を使用し、セッション後半ではオーバークロックにも挑戦してみることにした。なお詳細なテスト環境については以下の「テスト機材構成表」を参照のこと。
ミドルレンジながら6コアに対応するCore i5-8600K。TDPは95Wでオーバークロックにも対応する |
オンボードのRED LEDは専用ユーティリティ「MYSTIC LIGHT」で、発光パターンを設定できる |
「Z370 GAMING PLUS」では、オーディオ回路のほか、基板端にRED LEDを搭載する |
「Z370 GAMING PLUS」に搭載される制御プログラムは、軽快なGUIを備える「Click BIOS 5」。基本情報に1画面でアクセスできる「EZ Mode」と、BIOSのような詳細なカスタマイズができる「Advanced Mode」の2種類のモードを備え、「F7」キー(または画面右上のボタン)でシームレスに切り替えることができる。また1クリックオーバークロック「GAME BOOSTボタン」やXMPプロファイルの有効・無効を切り替える「XMPボタン」、M.2 SSDのRAIDを簡単に構築できる「M.2/Optane Genie」などの独自機能を搭載する。なお設定項目や設定値はUEFIのバージョンによって異なる可能性がある点には留意してほしい。
簡易的なチューニング機能も搭載されており、基本的な作業であれば「EZ Mode」のみで運用することができる |
「EZ Mode」には、CPU/Memory/Storage/Fan Info/Helpの5つのタブが用意されており、比較的詳細なシステムの状態も把握できる |
USBメモリからUEFIをアップデートする「M-Flash」や、細かなファンの制御ができるファンコントローラなども搭載されている |
より詳細な設定ができる「Advanced Mode」。画面上部の機能は変わらずそのまま利用できる |
「SETTINGS」では、搭載コンポーネントに対する各種設定が可能 | 「OC」には詳細なチューニング項目が揃っており、エントリーモデルながらかなり細かいオーバークロックができる |
設定値はプロファイルとして登録が可能。納得のいくチューニングができたら必ず保存しておこう | 「Board Explorer」では搭載中のコンポーネントをひと目で確認できる |