エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.625
2017.12.29 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
GeForce GTX 1070 Tiは、Palitに限らず、いずれのメーカーも出荷時のファクトリーチューンを施したグラフィックスカードを発売していない。そのため、GPUコアクロックはNVIDIAリファレンスのベースクロック1,607MHz、ブーストクロック1,683MHzの横並びになっている。
バックプレートを外した基板裏面の様子 | GPU用の電源回路は8フェーズ仕様 |
メモリ用電源回路は1フェーズ | 基板裏面のフェーズコントローラ |
出荷時のオーバークロックこそ禁止されているが、専用ソフトウェアでオーバークロック動作に切り替えたり、ユーザーが手動でオーバークロックしたりするのは自己責任ながら問題はない。「GeForce GTX1070Ti 8GB JetStream」は、電源周りを独自に強化。PCI-Express補助電源が8+6pin仕様になり、電源回路もリファレンス設計の5+1フェーズから、8+1フェーズに増加している。
GeForce GTX 1070 Tiの周りに、8枚のメモリチップを搭載 | メモリチップはGPU周辺にレイアウト |
搭載される高耐久の固体コンデンサ | PCI-Express補助電源は8+6pin仕様になる。また、ヒートシンクを支えるゴム材を備える |