エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.625
2017.12.29 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは各種ベンチマークを使って、「GeForce GTX1070Ti 8GB JetStream」の実力をチェックしていこう。テストは、デフォルトクロックに加え、ベースクロック1,757MHz、ブーストクロック1,833MHz、メモリクロック2,187MHzの手動オーバークロック時も実行。GeForce GTX 1070 Tiのパフォーマンスを最大限近くまで引き出した状態も見ていく。
まずは、「3DMark」に備わっているDirectX 12対応ベンチマークテストの「Time Spy」を実行。プリセットは解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)の「Time Spy」と4K解像度(3,840×2,160ドット)の「Time Spy Extreme」を実行している。プリセットごとに、総合スコアとGraphics Score。Graphics test 1とGraphics test 2フレームレートをまとめている。
デフォルト状態でもブーストクロックが1,900MHz台までアップするだけあって、十分高いパフォーマンスを発揮している。さらにオーバークロック時はGPUコアクロックに加え、メモリクロックがアップしているため、6~7%程度スコアとフレームレートがアップしている。
同じく「3DMark」の「Fire Strike」を実行。プリセットは「Time Spy」と同じく、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度の「Fire Strike Extreme」と4K解像度の「Fire Strike Ultra」で計測を行っている。
デフォルト状態でもGeForce GTX 1080に迫るスコアと言えるが、オーバークロック状態では「Fire Strike Extreme」と「Fire Strike Ultra」の「Graphics score」が、GTX 1080に肉薄するスコアとなる10,000台と5,000台を記録している。