メーカー謹製ツール徹底解説 Vol.2
2018.01.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
近頃のマザーボードでは、もはや必須機能になっているLEDライティング機能。ASRockでも専用ツール「RGB LED」が用意され、基板上のRGB LEDや汎用5050 RGB LEDストリップのカラーや発光パターンを制御することができる。なおライティング機能が不要な場合は一括でOFFにすることもできるため、オフィスユースでも安心だ。
LEDライティング機能を制御する「RGB LED」ユーティリティ。LEDカラーはサークルピッカーまたはスライダーを使い1,680万色から選択可能 |
UEFIの「Tools」にもほぼ同等の機能を備えたプログラムが実装されている |
カラーや発光パターンは「Apply All」による一括制御のほか、個別に設定することもできる | 発光パターンはStatic/Breathing/Strobe/Cycling/Random/Music/Waveの7種類 |
Haswell Refresh世代に対応する「ASRock 9」シリーズに合わせてサービスが開始された「APP Shop」。定番のアプリケーションやユーティリティに加え、BIOSやドライバのアップデート機能を標準装備する。なお「APP Shop」に登録されているアイテムは、すべてASRockで事前にウイルスチェックが行われているため、安心してインストールすることができる。
「APP Shop」では、ASRockの最新ユーティリティもダウンロードできる |
「Go」ボタンをクリックすると選択したソフトウェアのダウンロードが開始される。なお「APP Shop」に登録されているアイテムはすべてウイルスチェック済み |
「BIOS & Drivers」タブでは、最新ドライバやBIOSの確認とアップデートが可能 |
「Settings」タブでは、表示言語やアクセスするサーバーの設定に加え、「APP Shop」自身の最新版へのアップデートができる |
最後に単機能ユーティリティ「Restart to UEFI」について簡単に紹介しておこう。Windows 8以降のOSで実装されたFast Boot機能では、POST時に実行されるドライバ初期化などの手順を最小限に抑えることで、起動時間を大幅に短縮することができる。しかし、POST画面がほとんど表示されないため、UEFIへの移行が難しくなるというデメリットがある。そこで、ASRockでは次回起動時に強制的にUEFIに移行する「Restart to UEFI」を提供し、この問題を解消しているワケだ。
「Restart to UEFI」の使い方は、「Enter UEFI setup on next boot」を「ON」にして「APPLY」ボタンを押すだけ。また「Reboot system immediately」を「ON」にすると即座にシステムが再起動される |