エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.627
2018.01.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まずは定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使い、CPUコアのパフォーマンスからチェックを進めていこう。
シングルコアのスコアは174cb、マルチコアのスコアは878cbを獲得。先日計測したCoffee Lake世代のCore i7-8700Kとの比較では、コア数が違うためマルチコアを中心にやや差が大きいが、Kaby Lake世代の最上位Core i7-7700Kとは、シングルコア、マルチコアともその差は約1割とわずか。冷却不足によるサーマルスロットリングも発生せず、その性能を存分に発揮している。
続いて、定番3Dベンチマークテスト「3DMark」のスコアを確認する。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy Extreme」「Time Spy」と、DirectX 11を使用する「Fire Strike Ultra」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike」の計5種類を選択。また今回は総合スコアに加え、フレームレートの計測も行っている。
元々負荷の大きいテストということもあり、4K解像度の「Time Spy Extreme」や「Fire Strike Ultra」では、いずれもフレームレートは10fps台、総合スコアも3,000ポイントを超えず厳しい印象。しかし、2,560×1,440ドットの「Time Spy」や「Fire Strike Ultra」ではシングルプレイの目安となる30fpsに迫るスコアで、実際のゲームなら設定次第で対応できるレベル。さらにフルHD解像度の「Fire Strike」ではマルチプレイの目安となる60fpsまであと一歩。多くのゲームを高画質で楽しむことができる。