エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.630
2018.01.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて仮想現実(VR)システム関連のベンチマークを進めていこう。まずは定番の「VRMark」のスコアから。なおプリセットは「Orange Room」「Cyan Room」「Blue Room」の3種類を選択して計測を行った。
最も負荷の高い「Blue Room」(ターゲットfps:109.00)では、最高でも50fpsに届かず厳しい結果。とは言え、このベンチマークは現行のシステムでは基本的に快適ラインをクリアできないため大きな問題にはならない。一方、DirectX 12に最適化した現行ハイエンドクラスの適合度を測定する「Cyan Room」(ターゲットfps:88.90)や、標準的なVRへの適合度を測定する「Orange Room」(ターゲットfps:109.00)では、いずれもターゲットfpsの約2倍のフレームレートを計測。性能が完全に飽和しているため「省電力」での運用で問題ない。
続いて「SteamVR」プラットフォームの対応度を測定する「SteamVR Performance Test」の結果を確認していこう。
省電力 | バランス |
ターボ |
こちらも完全に性能が飽和しており、モードに関係なく忠実度はいずれも「11(非常に高い)」を獲得。フレームレートの変動もまったくなく、「SteamVR」を利用するアプリケーションでも「省電力」で十分まかなうことができる。