エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.632
2018.01.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
「NeoECO GOLD」の外形寸法は、シリーズ共通でW150×D140×H86mm。奥行き140mmのショート設計は、750W級をラインナップするATX電源ユニットとしては、かなり小ぶりな部類に入るだろう。デザインはAntecらしい質実剛健な外観で、背面には4つの着脱式コネクタが控えめに搭載されている。
ここからは、パッケージを開封して「NeoECO GOLD」を外から観察していく。ユニット本体の外形寸法は、W150×D140×H86mmだ |
奥行方向が140mmと一般的なモデルより短く、搭載スペースでクリアランスを確保しやすい。なお、セミモジュラータイプのため、主要ケーブルはユニットに直結されている |
奥行き140mmの筐体では、120mm径のファンが最大。スリーブベアリング採用の静音仕様で、回転数を制御しつつ停止させずに確実な冷却を行う |
裏返すと、各モデルに対応した出力表を発見。ケース背面側は通気性に配慮したハニカムメッシュ仕様だが、ファンが常時回転しているためか、いたずらに開口部を増やすアプローチはとっていない |
ケース内部に向けた側面には、着脱式コネクタが並ぶ。ミドルレンジ向けモデルとあって、コネクタ数は多少控えめだ |
すべてが直結式の場合はケーブルの取り回しが課題になるところ、「NeoECO GOLD」はセミモジュラー仕様。必須の主要ケーブルのみ直結式で、その他は必要に応じて追加できる着脱式となっている。
750Wモデル「NE750G」の場合、電源コネクタはATX 24(20+4pin)×1、CPU(4+4pin)×2、PCI-Express(6+2pin)×2が直結式。そのほか、着脱式ケーブル側にPCI-Express(6+2pin)×2、SATA×8、4pinペリフェラル×3を備えている。なお、ATX 24以外のケーブルは、すべて取り回し容易なフラットケーブルだ。
直結式の主電源ATX 24(20+4pin)コネクタ。このケーブルのみ、幅広のラウンドケーブルになっている | 同じく直結式のCPU(4+4pin)コネクタ。なぜか2系統用意されているが、このおかげで一部のハイエンド向けマザーにも変換なしで対応できる |
PCI-Express補助電源は、直結式1本と着脱式1本の合計2本。合わせて4系統のコネクタを出力可能で、SLIなどのマルチGPUにも対応する |
SATAと4pinペリフェラルはコンボ仕様で、ケーブルは合計3本。SATA電源は3+3+2の8系統、ペリフェラルは1+1+1の3系統が用意されている |
ATX 24(20+4pin)ケーブルをのぞき、その他はフラットケーブルが採用されている |