エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.633
2018.01.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いてランダムアクセスを中心に圧縮率の影響を「CrystalDiskMark 6.0.0」で確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択し、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスとも有意な差は見られず、「M9Pe」シリーズは圧縮率の影響がないSSDと結論づけられる。そこで以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 6.0.0」を使い、データサイズによる違いと、ランダムアクセスを中心に性能を確認していこう。なおデータサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
シーケンシャルアクセスは、読込が最高3,204MB/sec、書込が最高2,138MB/secで、いずれもわずかながら公称値を上回るスコア。キャッシュの効きが悪くなるためか16GiB以降では若干スコアが低下するものの、このクラスのデータをやり取りする機会はほとんどなく、一般的な用途であればシングルSSD最高峰の転送速度が期待できる。
またランダムアクセスは、4KiB Q1T1は読込最高71MB/sec、書込最高190MB/sec、最も高速な4KiB Q16T16では読込最高1,620MB/sec、書込最高1,223MB/secを計測。IOPSに換算すると最高値は読込約395,800 IOPS、書込約298,600 IOPSで、こちらもほぼ公称値に通りのパフォーマンスを発揮する。