エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.638
2018.02.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
基板レベルでノイズをカットする、分離基板を採用したオーディオ回路。通電時には、ノイズガード部分が点灯する |
「Z370M DS3H」のオーディオ回路は、デジタル・アナログ分離基板「Audio Noise Guard」や音響向けの高性能コンデンサを搭載した充実の構成だ。Realtek ALC887チップベースの回路で、7.1ch再生に対応。ゲームプレイはもちろん、オーディオ鑑賞にも十分な品質が期待できる。
チップセットはRealtek ALC887を搭載。コンデンサには、オーディオ回路専用に音響向けモデルが採用されている |
バックパネルインターフェイスは、必要最小限といった風情のシンプルな構成だ。ネットワークはRealtekのギガビットLAN「Realtek GbE LAN」を搭載、「cFosSpeed」ソフトウェアで帯域の制御が可能。USBはUSB3.0×4とUSB2.0×2を実装、キーボード・マウス両対応のPS/2コネクタも備える。ディスプレイ出力はDVI-D×1とHDMI×1の2系統で、HDMIポートは最大4,096×2,160ドットの4K出力も可能だ。
エントリーモデルとあって、必要なもののみに絞られたバックパネル。ギガビットLANに十分な数のUSBポート、2系統の画面出力、オーディオ端子が並ぶ |
Intersil製のマルチフェーズコントローラ「ISL95866」。周囲には、硫黄化合物に強い「Anti-Sulfur」処理が施された抵抗が並べられている |
Realtek製イーサネットコントローラ「RTL8111G」 | I/OコントローラITE「IT8686E」 |
オーディオ回路のすぐ隣には、メインとバックアップ用で構成される「DualBIOS」チップが実装されている |
TMDSレベルシフターASMedia「ASM1442K」 | フロントパネル用のピンヘッダは、基板右下に集中配置されている |
電源回路には、1フェーズにつき2基のMOSFETが実装されていた | 同様のチョークコイルとMOSFETは、メモリ用の電源回路にも実装されている |