エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.638
2018.02.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、オンラインの代表的な人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のベンチマークソフトを使用して、オンラインゲームの快適度をチェックしてみよう。こちらは画質の方を「最高品質」にセット、解像度は1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドットの2パターンで計測を行った。
現行の環境ではやや軽めのスペック要求とあって、2.5K解像度でも“快適”を満たす4000オーバーをマーク。より一般的なフルHD解像度では“とても快適”かつ6000オーバーのスコアを達成した。Coffee Lakeベースのエントリーマシンであれば、たいていのオンラインタイトルは品質設定を落とさずに快適プレイが可能と思われる。
最後の実働テストは、3月に発売を控えた「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークテストを動かしてみよう。ネイティブ4KやHDR対応が謳われる重量級のFFタイトルだが、果たしてエントリークラスのCoffee Lakeマシンで遊べるだろうか。環境は解像度をフルHDに固定、画質を「標準品質」「軽量品質」の2パターンにセットして計測を行った。
さすがにスペックを考慮して「高品質」は回避したものの、十分に美麗なグラフィックスを堪能できる「標準品質」で“普通”の3500前後を達成。さらに設定を落とした「軽量品質」では、スコア4700以上で“やや快適”まで動作が改善した。設定次第では、重量級の最新タイトルも十分に遊べるだけのポテンシャルがあるようだ。
Coffee Lake世代へのアップグレードにはマザーボードの買い替えが必須とあって、移行に二の足を踏んでいた人もいるかもしれない。ある程度価格がこなれてくるまで待ってみようか・・・そんなタイミングで登場した「Z370M DS3H」は、アップグレードのモチベーションになる優れたお買い得モデルだ。構成をガチガチの上位に固めなくとも、Core i3+GeForce GTX 1050のリーズナブルな組み合わせを揃えるだけで、最新ゲームがストレスなく遊べる性能を発揮してくれる。
コストをカットしつつ必要な機能を厳選、信頼性も十分なZ370搭載マザーボードの秀作。しっかりしたマシンをお買い得に組み上げるなら、パーツ構成の選択肢に入れておきたい |
さらに「Z370M DS3H」は、低価格であっても“安物”ではない点が魅力。GIGABYTE独自の品質基準「Ultra Durable」を満たすモデルだけはあり、長く付き合える高いクオリティをもっている。派手なイルミネーションや搭載機能のバリエーションといった“プラスアルファ”は一歩譲るものの、必要な機能や信頼性重視の設計には抜かりなし。割り切って組むローエンド~ミドルレンジ級マシンのパートナーには、うってつけの存在だ。
協力:日本ギガバイト株式会社