エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.640
2018.03.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/Tawashi
次に「CrystalDiskMark 6.0.0」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択し、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」でチェックしたシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスにも有意な差は見られず「URBANE U610 SSD」は圧縮率の影響を受けないSSDと結論づけて良さそうだ。そこで以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
引き続き「CrystalDiskMark 6.0.0」を使い、データサイズによる違いと、ランダムアクセスを中心に性能を確認していこう。なおデータサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
シーケンシャルアクセスは、読込が最高564MB/sec、書込が最高406MB/secで、いずれも公称値を上回る結果。またベンチマーク結果にほとんどブレがなく、データサイズに関係なく転送が安定している点にも注目だ。
次にランダムアクセスを確認すると、最も高速な4KiB Q8T8では読込が最高378MB/sec、書込も370MB/secを記録。IOPSに換算するとそれぞれ約92,500 IOPSと約90,500 IOPSで、SATA3.0(6Gbps)SSDではトップクラスの性能。やや速度が落ちる4KiB Q32T1でも約92,000 IOPSと約76,000 IOPSを計測し、ランダムアクセスが重要な処理でも十分な効果が期待できる。