エルミタ的「編集部で使ってみた」
2018.03.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いてプラスチック製のトップカバーを外し、内部基板「Tinker Board」を確認していこう。最も発熱するSoCにはあらかじめヒートシンクが貼り付けられており、ファンレス駆動ながら今回の検証中に不安定な挙動を示すことはなかった。またトップカバーははめ込み式のため、GPIOや、MIPI DSI、MIPI CSIなどの拡張端子にはツールフリーでアクセス可能だ。
トップカバーははめ込み式なので、40pinのGPIOや、MIPI DSI、MIPI CSIにはツールレスでアクセスできる |
「Tinker Board」は4本のネジで台座に固定。ただし、基板裏面にはインターフェイスはなく、基本的に外す必要はない |
「Tinker Board」は、「Raspberry Pi 2 B/3 B/3 B+」と互換性があるため、多くの周辺機器がそのまま流用できる |
最も発熱するRockchip製SoC「RK3288」には小型のヒートシンクを搭載 |
拡張ボードなどを接続する40pinのGPIOピンヘッダ | 金属製カバーでシールドされたWi-Fi/Bluetooth統合コントローラRealtek「RTL8723BS」 |
電源管理コントローラRockchip「RK808-B」 | 上からオーディオコントローラRealtek「ALC4040」、ギガビットLANコントローラRealtek「RTL8211E」、4ポートUSBハブGenesysLogic「GL852G」 |
基板裏面にはLPDDR3メモリとmicroSDカードスロットを搭載。なおmicroSDカードスロットは側面からアクセスできるため、基本的にここまで分解する必要はない |
メインメモリは容量1GBのSamsung製LPDDR3メモリを2枚搭載し、デュアルチャネル動作に対応する | シルク印刷からリビジョンは「REV.1.2」であることが確認できる |