アーク店員“ナニワmatsui”のゲーミングデバイスcheck!
2018.03.26 更新
文:パソコンショップアーク ナニワmatsui
ここからは実際に「Classic IntelliMouse」をゲームで試してみることにします。今回プレイしたのは長年遊んでいる「Counter-Strike Global Offensive」(CSGO)と、ここは外せない人気タイトル「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(PUBG)です。
CSGOでは、プレイの関係上少しマウスを早く動かすシーンが多々ありますが、その際に下方向にクロスヘア(照準)が飛んでしまいます。これでは、到底ゲームに集中できません。激しいマウス操作が要求されるゲームで使用するのは厳しいと言わざるを得ないでしょう。
センサー変更の影響か、かつての伝説マウスも最新ゲームでの運用には厳しい印象。「グランド・セフト・オートV」も3人称視点ならまだしも、1人称視点へ変更するとかなりプレイしづらい |
一方のPUBG。自分もプレイするTPP(Third Person Perspective/3人称視点)モードでは普通にプレイできます。ただしCSGOがそうだったように、FPP(First Person Perspective/1人称視点)モードに慣れたプレイヤーにはハッキリ言ってオススメできません。
「Classic IntelliMouse」 は、結論からいうとゲーミングで“使える”マウスではありません。レポートレートが上がった事やサイドボタンなどは改善されているのに対して、センサーの追従性はIE3.0よりも低下。これでは、素早いマウス操作が要求されるゲームでは全く使えない可能性もあります。しかし、これはあくまで“FPSゲーマー”目線での意見。マウスを激しく動かさないゲームという条件付きならば普通に使えます。
個人的にはデスクワーカー向けのマウスとして生まれ変わったと思っています。私も先日デスクワーク用に買ったマウスがありましたが、後から購入した「Classic IntelliMouse」があまりに扱いやすく、現在はこちらを使い始めてしまいました(この原稿も「Classic IntelliMouse」で書いています)。やはり、この形状はマウスにとって一つの完成形といって過言ではなく、“伝説のマウス”(日本マイクロソフトいわく)の新品が店頭で買えるという点は、単純に歓迎したいというのが正直な感想です。
協力:タワーヒル株式会社(パソコンショップアーク)