編集部で使ってみた
2018.03.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 6.0.0」を使い、圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択し、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
シーケンシャル、ランダムともスコアに大きな違いは見られず、Silicon Motion「SM2246XT」は圧縮率の影響のないコントローラであると結論づけて良さそうだ。よって以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 6.0.0」を使い、データサイズによるパフォーマンスの違いを確認していこう。データサイズは50MiB、1GiB、8GiB、32GiBの4種類のプリセットを選択してテストを行った。
【50MiB】 | 【1GiB】 |
【8GiB】 | 【32GiB】 |
シーケンシャル読込は最高516MB/secで、SATA3.0(6Gbps)のハイエンドモデルと比較してもまったく遜色の無いパフォーマンス。書込もほぼ公称値に近い84MB/secを計測し、ベンチマーク全体でブレも少なくデータサイズに関係なく安定している。
またランダムアクセスは読込が最高108MB/sec(約26,000 IOPS)、書込が最高85MB/sec(約20,500 IOPS)を計測。キャッシュ非搭載かつ低容量モデルということもあり、過度の期待は禁物だが、それでもHDD比較すると一線を画すパフォーマンスを発揮。換装によって体感速度は格段に向上するはずだ。
次に「ATTO Disk Benchmark 3.05」を使い、シーケンシャルアクセスの最高性能を確認しておこう。
ATTO Disk Benchmark 3.05 |
読込は最高513MB/secでこちらも公称値を遥かに上回るスコア。ここまでのベンチマーク結果を見る限りシーケンシャル読込については500MB/secを超える性能が期待できる。また書込も最高85MB/secで、こちらも公称値通り。64KB以降はスコアも安定しており、シーケンシャルアクセスについてはキャッシュレスの影響はまったく感じられない。