編集部で使ってみた
2018.03.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
最後に「ATTO Disk Benchmark 3.05」を使い、シーケンシャルアクセスの最高性能を確認しておこう。
ATTO Disk Benchmark 3.05 |
読込は最高541MB/secで、公称値まであと一歩、書込は最高506MB/secで、公称値を大きく上回る会心のスコア。64KB以降はデータサイズによるブレもほとんど見られず、シーケンシャルアクセスは非常に得意としていることがわかる。
公称スペックから当初あまり期待していなかった60GBモデルだが、予想に反してシーケンシャル読込は500MB/secを超えるスコア。シーケンシャル書込は85MB/secと低めながら、ランダムアクセスについてはHDDとは一線を画す性能。オールドノートPCのアップグレードや、マイニングシステムの起動ドライブなど、できる限りコストを抑えつつアクセス性能にもこだわりたいというニーズにはピッタリだ。
また240GBモデルに関しては、シーケンシャルアクセスはSATA3.0(6Gbps)SSDのハイエンドモデルと比較しても遜色なし。ランダムアクセスも、よほどサイズの大きいデータを頻繁に扱うのでなければパフォーマンスに不満を感じることはないだろう。ただし、すでに販売開始から約2ヶ月が経過し、「HDSSD」シリーズ自体の在庫がやや心もとなくなっている。もともと多くの低価格SSDがスポット販売に近い製品ということで、一度完売すると購入自体が難しくなる。特売品などで見かけたら、そのチャンスを逃さないようにしたい。
協力:株式会社磁気研究所