エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.646
2018.03.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットはデュアルチャネルに対応するDDR4×4本で、最大64GBまで増設可能。もちろんメモリプロファイルはIntel XMP2.0をサポートし、細かなメモリタイミングや電圧を設定しなくても、オーバークロックメモリのパフォーマンスを最大限に発揮できる。
メモリスロットはCPUスロット側からA1/B1/A2/B2の並び。なお2枚で運用する際にはB1/B2スロットを使用する |
メモリ回路用には1フェーズの電源回路を搭載 |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x4)×2、PCI-Express3.0(x1)×1の計5本で、マルチグラフィックスは2-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFireXに対応。なおイマドキのマザーボードでは標準装備になっているメタル補強は施されていないため、大型のグラフィックスカードを搭載する場合には別途サポーターを用意したほうがいいだろう。
PCI-Express3.0(x4)スロットを2本搭載する珍しい構成。PCI-Express3.0(x16)スロットがメタル補強されていないのは少々残念なところ |
ストレージインターフェイスは帯域幅32GbpsのM.2×2と、SATA3.0(6Gbps)×4で、Intel Z370チップの製品としてはSATA3.0(6Gbps)ポートが少ないのは気になるところ。ただし、機能面では遜色なく「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」(IRST)を使った、Intel Optane Memoryのストレージキャッシュや、RAID機能が利用できる。
PCI-Express接続のSSDのみ対応する上段のM.2スロット。フォームファクタはM.2 2242/2260/2280 |
下段のM.2スロットはPCI-Express/SATA両対応。なおこちらもフォームファクタはM.2 2242/2260/2280 |
SATA3.0(6Gbps)はこのクラスの製品では珍しく4ポートに制限される。スペースには余裕があるため、できればチップセット分の6ポートは欲しかった |