エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.650
2018.04.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
本来であればここで内部構造の解説を行うところ、すでにベースとなる「101」は詳細検証を行っている。そこで本稿ではやや従来とは異なり、実際に構成パーツを組み込みながら、順を追って内部構造をチェックしてみよう。多分におさらいの要素が含まれるものの、新たな魅力が発見できるかもしれない。
まずは自作PCのセオリー通り、マザーボードの搭載から作業を開始しよう。搭載テストに用意したのはASUS「TUF Z370-PLUS GAMING」だ。お断りするまでもなく「TUF GAMING」シリーズを使わなければ動作しないワケではないが、同一カラーリングによる絶対的統一感は、「101-TUF GAMING」をチョイスする最大のメリット。徐々にラインナップを拡大する「TUF GAMING」シリーズのマザーボードを積極的に使いたい。
なお搭載に特別な作業は必要としない。CPUクーラーメンテナンスホール周辺の4箇所には、予めスタンドオフが装着されており、マザーボードの穴にフィットする事で位置決めができるようになっている。後はレイアウトにより、付属の「マザーボードスタンドオフ」を「マザーボードスタンドオフソケット」を利用してトレイに固定。「ヘキサゴンネジ」(インチネジ)でマザーボードをネジ留めすればいい。
リアから実測約20mm内部側に装着するバックパネル。上下部分は浮いた状態で固定するため、ポジションを正確に決める必要がある | 黄色い丸が出荷時より装着済みのスタンドオフ。ネジ留めを行う前に位置決めができるよう、段差が設けられている。なおASUS「TUF Z370-PLUS GAMING」を搭載するには、白い丸の部分に追加の「マザーボードスタンドオフ」をネジ留めした |
上下方向の空きスペースはほぼ無いに等しいが、フロント方向は実測約200mmほどの余裕がある。なお「TUF Z370-PLUS GAMING」のサイズはATX規格準拠の305×244mm |
シャーシ左下部分には穴が設けられている。軸の長いドライバーをここを通せば、マザーボード左下部のネジ留めができる仕組み。自作PCに豊富な経験がある設計者の意図が感じられる |