エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.651
2018.04.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからはいよいよパッケージを開封し、CPUと付属するクーラーを画像で検証していこう |
ここからはパッケージを開封し、気になる中身を確認していこう。CPUとCPUクーラーはこれまでと同じく、黒色の小箱にそれぞれ分かれた形で収納。さらにCPUはエンブレム入りのプラスチックケースに保護されており、多少の振動や衝撃ならピンが折れてしまう心配はない。
CPUとCPUクーラーはさらに、別の黒色の小箱に分かれて収納されていた | CPUを保護するプラスチック製ケースにはエンブレムシールが付属 |
「Ryzen 7 2700X」に付属するCPUクーラーは、第2世代Ryzenに合わせてリリースされた「Wraith Prism」。単体発売されている「Wraith Max」をベースに、φ6mm×4本の銅製ヒートパイプは、銅製ベースで挟み込むサンドイッチ方式からダイレクトタッチ方式へ。さらにRGB LEDはアドレス指定に対応するほか、ファンブレードも透明なものに変更され、より派手なイルミネーションを楽しめるようになった。なお「Ryzen 5 2600」に付属するCPUクーラーは、スプリングネジで4点を固定する「Wraith Spire」。目視した限りではRyzen 5 1600/1500Xとまったく同じもののようだ。
8コア/16スレッドの最上位「Ryzen 7 2700X」。OPNは「YD270XBGM88AF」 |
「Ryzen 7 2700X」に付属する「Wraith Prism」。本体側面には4pin RGB LEDピンヘッダ、3pin LED用USBピンヘッダ、ファンの回転数調整スイッチ(H/L)が用意されていた |
ヒートパイプの実装方法は、「Wraith Max」のサンドイッチ方式からダイレクトタッチ方式に変更 |
6コア/12スレッドのミドルレンジ「Ryzen 5 2600X」。OPNは「YD260XBCM6IAF」 |
LED非搭載の「Wraith Spire」。CPUが接触する中央部には熱伝導率の高い銅製ベースを搭載 |
「Wraith Prism」と「Wraith Spire」を比較したところ。「Wraith Prism」は高さだけでなく幅も大きいため、Mini-ITXやMicroATXマザーボードで使用する場合はあらかじめクリアランスを確認しておこう |
続いてCPU本体を確認すると、プラットフォームはこれまでのSocket AM4から変更なし。CPUダイを保護するヒートスプレッダも中央に「RYZENロゴ」がデザインされたもので、厚さなども先代とまったく同じ仕様。型番やOPNまで確認しないとその違いを判別することはできず、冷却性能さえ問題なければCPUクーラーも既存のものが流用できる。
ヒートスプレッダの刻印を確認すると設計はアメリカ、実際の製造は中国で行われていることがわかる |
プラットフォームはピン数1,331本のSocket AM4に対応。取り付ける際は画像右下にある“ゴールドの三角マーク”が、ソケットの“三角マーク”に揃うようにする |