エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.655
2018.05.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express2.0(x4/x16形状)×1、PCI-Express2.0(x1)×2、垂直M.2×1で、マルチグラフィックスは2-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFire Xに対応する。またグラフィックスカード用の2本のスロットはメタルカバーで補強した「PCI-E Steel Slot」のため、大型のグラフィックスカードでも不安なく搭載できる。
主にグラフィックスカードを搭載する「PCI-E Steel Slot」のコンタクトピンにはメモリと同じ15μ金メッキピンを採用 |
2本のPCI-Express2.0(x1)スロットの内、下段はエッジフリーのため帯域不足を気にしなければグラフィックスカードなども搭載できる |
「X470 Taichi Ultimate」のオーディオ回路は、S/N比120dBAのRealtek最新IC「ALC1220」をベースにした「Purity Sound 4」を搭載する。電磁干渉を防ぐ専用カバーや、左右オーディオの混雑を抑える分離レイヤー、デジタルノイズを低減する独立回路など徹底したノイズ対策を実施。さらにニチコン製オーディオコンデンサ「ファインゴールド」シリーズや、最大600Ωのヘッドフォンに対応するTI製オペアンプ「NE5532」、金メッキピンコネクタなど搭載コンポーネントにもこだわることでオンボードながら高音質なサウンドを実現した。
オーディオ回路は一部を除きメイン基板から独立した設計。なおRGB LEDはやはりマザーボード上に実装されている |
オーディオ回路「Purity Sound 4」はコンデンサを除き、電磁干渉を防ぐカバーで覆われている |
オーディオICはハイエンドモデルを中心に採用例の多いRealtek「ALC1220」 |
リアインターフェイスはUSB3.1 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.1 Gen.1×6、PS/2×1、オーディオ端子×5、S/PDIF端子×1、HDMI×1で、ネットワークはギガビットLANに加え、「AQUANTIA 10ギガビットLAN」とIEEE 802.11ac無線LAN(+Bluetooth)に対応する充実した構成だ。
ネットワーク機能が特に充実したバックパネルインターフェイス。HDMIのディスプレイ出力はAPUを搭載した場合のみ使用できる |
「AQUANTIA 10ギガビットLAN」チップにはヒートシンクを標準装備 |
リアインターフェイスはプラスチック製の「I/O Armor」で全体が保護されていた |