エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.659
2018.05.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、実際のゲームプレイを想定したゲームベンチを用いてパフォーマンスをチェックしていく。まずテストするのは、オンラインゲームの大定番タイトルである「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のベンチマークだ。描画品質は“最高品質”にセット、解像度を1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定して計測を行った。
やや負荷の軽めなベンチマークということもあり、フルHD環境では“非常に快適”の指標とされる7000を大幅に上回るスコアを達成。やや贅沢しての2K解像度でも“非常に快適”をクリアするなど、2Kまでのプレイ環境であれば、最高品質での快適プレイは疑いない。さすがに4K環境では“快適”水準のスコアまで落としているが、それでも大健闘。ゲーミング標準といわれるフルHDを上回る解像度を選択できる余裕があるのは、素直に嬉しい。
次は、同じくスクウェア・エニックスの重量級タイトル「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークを動かしてみよう。ネイティブ4KやHDR10に対応するなど、とにかくマシンパワーが要求されるゲームながら、スペック相応の設定で快適度を探ってみたい。解像度は1,920×1,080ドットに固定、グラフィックス品質を“高品質”と“標準品質”に設定して計測を行った。
さすがに高解像度でのプレイは厳しそうだが、フルHD環境なら十分快適に遊べそうな結果だ。標準品質であれば“快適”を満たす6000スコアオーバー、さらに高品質でも標準的な動作が見込める“やや快適”なスコアをマークしている。もし不満が出た際は品質を調整するとして、それほど設定を妥協せずに快適なプレイが楽しめそうだ。
最後は、実際のゲームプレイを通したパフォーマンスチェックを行う。テストプレイにチョイスしたのは、“ドン勝”でお馴染みの大人気タイトル「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)」だ。描画品質は“ウルトラ”に固定し、解像度を1,920×1,080ドットと2,560×1,600ドット、3,840×2,400ドットの3パターンに設定してフレームレートの計測を行った。
最も高画質な品質設定ながら、Ryzen 7 2700X+GeForce GTX 1060の組み合わせは、どの環境でも安定したプレイが可能だった。フルHDや2K解像度はもちろん、4K環境でも平均FPSが(快適さの指標となる)60FPSに迫る勢い。勝利のために一瞬のもたつきも許さない!という場合はフルHD(もしくは2K設定まで)で構わないし、よりリッチな画質でゲームを楽しみたい向きには、4K設定でも余裕あるプレイが可能だ。