エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.660
2018.05.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Ballistix Tactical Tracer RGBシリーズ BLT4K8G4D26BFT4K(2,666MHz/8GB×4) 市場想定売価税込51,980円(6月1日発売予定) BLT2K8G4D30BET4K(3,000MHz/8GB×2)(市場想定売価/発売日未定) 製品情報(Ballistix) |
世界最大級のメモリメーカーMicronが手がける“Ballistix”ブランド。もともとはコンシューマ向け製品を扱うCrucialブランドのハイエンドシリーズとして製品を展開していたが、2016年にエンスージアストやゲーマーをターゲットにしたゲーミングブランドとして独立を果たした。
Crucial製品の特徴でもある優れた信頼性や安定性、そして高いコストパフォーマンスはそのままに、低レイテンシ・高クロック化を実現。さらにゲーマー向けPCで重要になる見た目にもこだわった製品を数多く投入している。
現在主流であるDDR4メモリのラインナップは、低レイテンシを重視したエントリーモデル「Ballistix Sport」、低レイテンシに加え、メモリクロックを高速化したミドルレンジモデル「Ballistix Tactical」、最高峰のメモリ帯域を誇るフラッグシップ「Ballistix Elite」の3シリーズ展開。いずれもドレスアップに加え、メモリチップを保護する役目もある独自デザインのヒートスプレッダを搭載し、製品には永久保証(ドイツでは10年)が提供される。
BallistixブランドのDDR4メモリの製品比較。動作クロックやレイテンシの違いにより3シリーズが用意され、すべての製品にオリジナルヒートスプレッダが搭載される |
今回の主役である「Ballistix Tactical Tracer RGB」シリーズは、Ballistixブランド初のRGB LED機能を搭載したDDR4メモリ。ヒートスプレッダの上部に実装されたLEDライトバーは、専用ユーティリティ「Ballistix M.O.D.」(Memory Overview Display)を使うことで、LEDのON/OFFやカラー、発光パターンを設定可能。さらにLEDは8つの“Zone”ごとの設定にも対応し、これまでのメモリにはないアグレッシブなライティングを楽しむことができる。
今年1月に開催されたプレス向け新製品発表会では、専用キット使った「Ballistix Tactical Tracer RGB」のライティングデモが実施された |
動作クロックは2,666MHzと3,000MHzの2種。モジュールあたりの容量は8GB(Single Rank)と16GB(Dual Rank)が用意され、レイテンシはすべて16-18-18、動作電圧は2,666MHzが1.20V、3,000MHzが1.35V。なおシングルメモリキットのほか、2枚1組のデュアルチャネルキットと4枚1組のクアッドチャネルキットがそれぞれラインナップされる。