エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.661
2018.06.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
外観をくまなく観察し終えたところで、ここからは「Fatal1ty H370 Performance」をベースにマシンを組み上げ、、ベンチマークテストを用いた動作検証に移っていこう。テストにあたっては、CPUにIntel Core i5-8600(6コア/6スレッド/3.10GHz/TB時4.3GHz/キャッシュ9MB/TDP65W)、グラフィックスカードにはRadeon RX570を搭載する「Phantom Gaming X Radeon RX570 8G OC」を用意。マザーボードのコンセプトにマッチした、アッパーミドルクラス構成の実用度を確かめてみることにした。
CPUはCoffee Lake世代のミドルレンジモデル「Core i5-8600」。6コア6スレッド構成のCPUで、アイドル時は800MHz程度、高負荷時には最大4.3GHzで動作する |
ASRock初のグラフィックスカードとして、4月から国内向けに販売が始まっている「Phantom Gaming X Radeon RX570 8G OC」。Radeon RX 570を搭載するOCモデルだ |
「Fatal1ty H370 Performance」は、RGBイルミネーションの「Polychrome RGB」に対応。専用ユーティリティを使用してお手軽にカスタマイズできる |
エリアごとの個別設定が可能なほか、発光パターンや発光間隔(スピード)も指定できる。 |
「Fatal1ty H370 Performance」が搭載する制御プログラムは、マウスで直感的に操作できる「インタラクティブUEFI」だ。従来のBIOS設定同様に詳細な項目を揃えた「Advanced Mode」に加えて、必要最小限の情報をグラフィカルに表示する「Easy Mode」を備えている。「Advanced Mode」画面は、マザーボードのイメージカラーであるブラックとレッドを基調としたデザインだ。
起動時にデフォルトに設定されている「Easy Mode」。搭載パーツやシステム情報などがひと目で分かる。なお、H370マザーのため、簡易OC機能の項目はない |
「Easy Mode」から右上のボタンを押すと、詳細設定の「Advanced Mode」に切り替わる |
チューニング関連がまとめられた「OC Tweaker」タブ。オーバークロック非対応のチップセットのため、設定項目も控えめになっている | 各種コンポーネントの基本設定が集まっている「Advanced」タブ |
システム情報をリアルタイムに確認できる「HW Monitor」タブ。ファンコン機能「FAN-Tastic Tuning」にもこの項目から遷移できる |