強化ガラス製左サイドパネルとスチール製右サイドパネル

筐体の左右を覆うサイドパネル。まず左手には4mm厚の強化ガラスを採用した。今や定番の”魅せる素材”だが、「SABERAY」では厚みの分だけスモーク掛かって見えるものの、シャーシに装着するとほぼ透明。大枚はたいて買い揃えた内部構成パーツを見て楽しむ事ができる。

そして右手はスチール製のソリッドタイプ。フロント寄り縦列にはスリットを設け、通気性が確保されている。ちなみにシャーシへの固定は共通のハンドスクリューを使用。強化ガラス側は側面から4点をネジ留め、ソリッドパネルは上部2点のみをネジ留めする。

取り外した左右のサイドパネル。なお4mm厚強化ガラスは高さ約480mm、幅約440mmで、出荷時は保護シートが貼り付けられていた

ソリッドパネルは上部左右の2点でネジ留め。ちなみにネジを外すと、下部が斜めの状態を保つ開閉アクションが扱い易い

リアパネルのレイアウト

ひとたび組み込みが終わると裏手に回るリアパネル。今のうちにじっくりと観察しておこう。最上段右手は標準搭載の140mm口径ファン、その左手はマザーボードのバックパネル用にカットされている。中段には拡張スロットが積み重なり、その右手の空きスペースは通気孔として有効利用。最下段の最も広いカットは電源ユニットのマウントスペースに当たる。レイアウト的にはオーソドックスで、内部構造もおおよそ想像がつくだろう。

安定重視の大型台座を装備したボトムパネル

本体底面を確認する。まず目に付くのは前後に装備された大型の台座だ。ABS樹脂製の台座は2本のインチネジでシャーシに固定。四隅には滑り止めゴム（約11x35mm）が貼り付けられている。また中央から背面にかけて通気孔を装備。メンテナンスが容易なスライド着脱式防塵フィルタが装着されている。

ABS樹脂製の台座は幅約235mm、奥行き約125mm。大型サイズだけにシャーシ底面と設置面に約40mmのマージンができる

水洗いもできるスライド式防塵フィルタは実測で幅約135mm、奥行き約240mmで、背面から抜き差しできる