エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.665
2018.06.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「H370 Pro4」をベースにPCを構築して実動チェックを進めていく |
外観のチェックが終了したところで、ここからは「H370 Pro4」をベースにしたPCを構築して実動チェックを進めていこう。検証用のCPUにはCoffee Lakeの最上位モデルIntel Core i7-8700K(6コア/12スレッド/定格3.70GHz/TB時4.70GHz/キャッシュ12MB/TDP95W)と最下位モデルIntel Celeron G4900T(2コア/2スレッド/定格2.90GHz/キャッシュ2MB/TDP35W)を用意し、常時起動にピッタリな省電力PCを想定したシステムでもテストを行った。
Core i7-8700Kの「CPU-Z 1.85.0」の結果。アイドル時は800MHz、「CINEBENCH R15」のマルチコアテスト時は概ね4.30GHzで動作する |
Celeron G4900Tの「CPU-Z 1.85.0」の結果。こちらもアイドル時は800MHzまで動作クロックが低下する |
「H370 Pro4」の制御プログラムは、基本的な情報を1画面で確認できる「Easy Mode」と複数のタブから詳細な設定ができる「Advanced Mode」をシームレスに切り替えられる「インタラクティブUEFI」を採用する。オーバークロック非対応のIntel H370チップということで、チューニング項目は控えめだが、高性能ファンコントローラ「FAN-Tastic Tuning」をはじめとした、独自機能は豊富に用意されている。
CPU、メモリ、ストレージなどの搭載コンポーネントや、各種温度、ファンの回転数などのシステム情報を一目で確認できる「Easy Mode」。タイムラグなども一切なく快適な操作が可能だ |
インターネットに接続してUEFIをアップデートする「Internet Flash」(画像左)や、CPU/マザーボードの温度に合わせてファン回転数を細かく制御できるファンコントローラ「FAN-Tastic Tuning」(画像右)を搭載する |
「Easy Mode」と「Advanced Mode」の切り替えは右上のボタンまたは「F6キー」でシームレスに行うことができる |
各種チューニング項目が揃う「OC Tweaker」タブ。下段部分にはプロファイルの設定機能を備える |
オーバークロック非対応のIntel H370チップのため「CPU Configuration」の項目は少なめだ | メモリ関連の設定をする「DRAM Configuration」では、クロックやタイミングを細かく設定できる |
「Voltage Configuration」では、各種電圧やロードラインキャリブレーションの設定が可能。常時起動の省電力PCなど、消費電力をギリギリまで抑えたい場合はこちらで調整するといい | ユーザープロファイルは5つまで保存可能。さらにUSBメモリにプロファイルを保存しておくこともできる |
「Advanced」タブでは、搭載コンポーネントやストレージ関連の設定ができる |
ASRock独自機能がまとめられた「Tool」タブ |
システムの状態をリアルタイムに監視できる「H/W Monitor」タブ |
「Fan Tuning」を使えば、最適なファン回転数を自動的に導き出すことができる |