「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」外観デザインチェック

パッケージから本体を取り出し、まずは外観デザインから検証を開始しよう。「MasterBox MB500」をベースにASUS「TUF GAMING」デザインが施された「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」。このモデルを選ぶ最大の理由は外観デザインと言ってもいいだろう。PCゲーマーをその気にさせる「TUF GAMING ALLIANCE」ロゴに魅力を感じる人は少なくないだろう。特別に作られたASUSとCooler Masterの共同開発モデルを堪能しよう。

「TUF GAMING」デザインのフロントパネル

ASUS「TUF GAMING」シリーズコラボ製品を象徴する、フロントパネルデザイン。まずはPCケースの顔からチェックを開始しよう。素材にはプラスチックが採用され、その特性を生かした立体的なデザインで成型されている。

細部を観察すると、上部と下部は中央部に向かって傾斜を設け、ボリューム感を持たせている。さらにプラスチック面には「TUF GAMING」デザインとセンターにはCooler Masterのロゴをあしらった。なおシャーシへの固定は左右各3本のファスナーを使用。フロントパネル下部は握りやすく、近頃のPCケースとしては比較的外しやすい部類と言えるだろう。

取り外したフロントパネル。下部は面積が広いメッシュ仕様で、通気性はもとより、LEDイルミネーションの視認性にも優れている

スイッチおよびアクセスポート類

スイッチおよびアクセスポートはフロントトップ部にレイアウトされている。一列に並ぶのは、右からUSB3.0ポートが2口、左からResetスイッチ、ヘッドホン、マイク。そして中央にあるのは、Cooler Masterのロゴをかたどった六角形のPowerスイッチだ。必要最低限の装備だが、むやみに増やしたところで内部のケーブルが煩雑になってしまう。フロントアクセスポートとしては、十分に及第点レベルだろう。

床設置時の操作性を考慮し、操作パネル部には傾斜が設けられている。なおPowerスイッチ周りは電源投入と共にホワイト色に発光する

マグネット着脱式フィルタを備えたトップパネル

トップパネルを観察しよう。前寄りの各種スイッチ＆アクセスポートが装備されている部分は、一体成型のプラスチック製。フラットなトップ面には「TUF GAMING ALLIANCE」の文字とロゴがデザインされている。その後方には防塵フィルタを備えた通気孔を装備。メンテナンス性に優れたマグネット固定式の防塵フィルタを外すと、ハニカム状の通気孔と120mm口径ファン用のネジ穴（スリット）がある。冷却ファンはオプション扱いながら、熱を外部に排出するには重要な役割を果たしてくれる。

実測幅約150mm、奥行き約260mmの防塵フィルタを標準装備。なお前寄りのプラスチックパーツ後方の格子状部分は単なるデザインで、通気孔ではない