エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.667
2018.07.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
右サイドパネルを外し、マザーボードトレイ背面からケーブルマネジメント機構を確認する。魅せるPCの構築に注目が集まると、ケーブルの取り回しの良し悪しは重要な評価ポイント。製品資料に裏配線スペースの数値が開示されるケースが増えている。さらに左側面からアクセスするメインエリアと、裏配線エリアを行き来するスルーホールのレイアウトも重要。結束バンド(タイラップ)を掛けるフックもあると便利だ。ここではケーブルマネジメントを構成する仕掛けの数々を見ていこう。
組み込み前にもかかわらず、マザーボードトレイ背面には既に多くのケーブルが配線されている。RGB LEDファンのようなイルミネーションギミックは華やかだが、反面多くのケーブルが行き交うことになり、ケーブルマネジメントの重要性は高くなっている |
マザーボードの縦の列に沿うように設けられた2つの段差付きスルーホール | 右上の穴はCPU補助電源ケーブル用として使える |
ボトムカバー上部にも2つのスルーホールを用意。PCIe補助電源ケーブルや2.5インチSSD搭載時にはSATAケーブルの行き来に重宝 | 結束バンド(タイラップ)固定用フックも豊富に用意される |
左上の穴はスイッチおよびフロントアクセスポート用ケーブルで使用済み | マザーボードトレイと右サイドパネル間の裏配線スペースは公称15~23mmとされる |
外装周りから内部構造まで一通りのチェックを終えたところで、付属品一式を点検する。「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」の組み込みに必要なネジ類は、ジッパー袋にひとまとめに詰め込まれ、外部アクセスポート用ケーブルと一緒に結束されていた。組み込みで使用するネジは3種類のみ。マザーボード固定用台座の「スタンドオフ」に加え、お馴染みの「ミリネジ」「インチネジ」だけで事が足りる。その他「結束バンド」や、「スタンドオフ」をマザーボードトレイに固定するための「スタンドオフソケット」、RGB LEDを制御する「Wired RGB Controller」が付属する。
なおマニュアルは非常に簡易的で、解説文が無く図説中心に工程が記されている。構造もシンプルだけに、ライトユーザーでも困るような事はないだろう。
スタンドオフ(7) | スタンドオフソケット(1) |
ミリネジ(8) | インチネジ(13) |
結束バンド(10) | Wired RGB Controller |
マニュアル |