4mm厚強化ガラス採用の両サイドパネル

左右両サイドに装備されているのが、4mm厚の強化ガラスだ。近頃のPCケースでは高い確率で装着されおり、さすがに新鮮味はない。とは言え、LEDイルミネーションで装飾するPCを好む層には、大いに歓迎される装備に違いない。「PANZER EVO RGB」もまた、魅せるPC構築には最適なモデルというワケだ。

比較的色の濃い強化ガラス製サイドパネル。4mm厚ともなればかなりの重量となり、固定には側面4箇所をハンドスクリューでしっかりとネジ留めする

オーソドックスな設計のリアパネルデザイン

大型PCケースとあって、完成したPCはかなりの重量になる事は想像に難くない。ひとたび設置すれば、そうそう移動する機会もないだろう。今のうちに背面をじっくりチェックしておく事にしよう。

上部のハンドルが特徴的な「PANZER EVO RGB」は、リア最上部右に120mm口径ファン、左手にマザーボードのバックパネルI/O用の開口部。中段には左手に拡張スロットが積み重なり、最下段には電源ユニット搭載用に広くカットされている。レイアウト的には標準的なPCケースのそれだが、幅266mmほどあるPCケースとしては、リアファンの口径が120mmに留められている点が少々気になった。

ボトムパネルデザイン

リアパネル以上に普段露出する機会が無いボトムパネル。強化ガラス製サイドパネルを傷つけないよう、慎重に横倒し、くまなく観察しておこう。

前後にはABS樹脂製の台座を備え、設置面の四隅には滑り止め用のゴム（約20x45mm）が装着済み。シャーシ面には防塵フィルタが装備され、これを取り外すとハニカム状の通気孔が確認できた。後ほど解説するが、ここには電源ユニットおよび任意で冷却ファンが増設できるようになっている。

防塵フィルタはマグネット着脱式。ABS樹脂製の台座により、シャーシは設置面から約60mm高いポジションとなり、風の通り道が確保されている