「COMPUTEX TAIPEI 2018」で見た「PANZER EVO RGB」

今年もたくさんのレポートをお届けした「COMPUTEX TAIPEI 2018」。COUGARもブースを構え、複数のゲーミングPCケースを披露した。

もちろんグローバルリリースから間もない「PANZER EVO RGB」も出展。ひときわ目立つ存在として、訪れる人の注目を集めていた。合計4基が標準装備となる「VORTEX RGB」ファンが鮮やかに発光し、水冷構成で組み上げられたデモ機は、大型PCケースらしく全体にゆったりとした印象。作業スペースも広く確保できるため、初めてDIY水冷にチャレンジする人には都合のいいPCケースかもしれない。

編集部に「PANZER EVO RGB」を強く推薦してくれたマーケティング担当のFrancisco Garcia氏。台湾での生活はすでに10年にも及ぶという

総評：アメリカ風で男性的な大型PCケース

今回はファーストインプレッションとあって、”これで全てが分からない”かもしれない。スケジュールの関係で組み込みセッションは割愛したが、延べ2週間ほど製品に触れた感想は”欧州風ではなくアメリカ風”であり、”女性的ではなく男性的”なPCケースという印象だった。

大型筐体の移動に必須なトップのハンドルはストラットタワーバーよろしく、全体の歪みを防止する役割も果たし、屈強という印象を与えている。実際に頑丈であり、外周の枠部分も4面強化ガラス製パネルをしっかりと保護してくれている。

一方で、やや大味な部分も感じられた。工作精度は悪くないが、緻密さに欠ける部分が多少見受けられる。しかし完成したPCに電源を投入すれば、RGB LED発光イルミネーションの美しいPCにしか見えない。それでいいのだ。

マーケティング担当のFrancisco Garcia氏に聞くと、日本国内での販売は現状確定していという（2018年6月末現在）。同梱マニュアルには日本語の表記もある事から、COUGARの準備は完了している。自作派からの声が後押しすれば、近い将来店頭に並ぶ事になるかもしれない。

協力：COUGAR（Compucase Enterprise Co. Ltd,）