本体デザインは初代からどう変わった？

分離型モデルながら、左右ユニットを合体させれば通常のコンパクトなメカニカルキーボードに早変わりする

「Barocco」シリーズの特徴でもある、左右ユニットが合体可能なフレームレスデザインは「MD650L」においても健在だ。両ユニットを合わせた外形寸法はW325×D106×H16～19mm（スタンドなし）で、合体させれば一体型のミニキーボードと外観は変わらない。

本体の横幅は、初代の「MD600」（W295.5×D124.5×H39.5mm）が一般的なキーボードの60％サイズだったのに対し、配列の拡張により65％サイズに拡大。その一方で奥行き方向はさらに短縮、高さに至ってはロープロファイル化により半分以下に収められている。

そのほか、重量感あるアルミフレームに筐体素材が刷新されたのは冒頭述べた通り。それに合わせて、チルトスタンドはネジ止めの固定タイプに変更されることになった。

レイアウトの変更のため横幅は拡大しつつ、奥行きと高さが目立って縮小した。外形寸法はW325×D106×H16～19mmだ

左右ユニットを個別にチェック。合体しても違和感のないように、接合部のフレームは極めて薄く作り込まれている

全高はわずか16～19mmに。初代モデルに比べれば半分以下で、この薄型化が本機のキモでもある

レトロチックな配色がたまらない、ABS樹脂製のキーキャップ。おそらくレーザー刻印と思われる印字は、見やすい大きめなフォントが採用されている

アルミ製のフレームを裏返してみる。底面には滑り止め用のゴム足を、それぞれ5つずつ配置。また、左ユニットには設定変更用のDIPスイッチが実装されている

十分なグリップ力を発揮する丸型のゴム足。スタンドはボルト固定による固定式のアルミスタンドに変更、スタンド底部には付属のゴム足を貼り付ける溝がついている