エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.672
2018.07.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
画像セッションのラストは、最新Mini-STXマザーボード「H310M-STX」に搭載される各種ソケットやコンポーネント類をチェックしていこう |
「DeskMini 310」のマザーボードは、Coffee Lake向けエントリーチップIntel H310を搭載するMini-STXフォームファクタモデル「H310M-STX」。「サファイアブラック」と呼ばれる光沢ブラックのPCBを採用し、CPUソケットはLGA1151、メモリスロットはDDR4-SODIMM×2(最大32GB)。ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×2、「Ultra M.2」×1(SATA/PCIe両対応)の計3台分用意され、拡張スロットはCNVi対応のワイヤレスモジュール向けM.2 2230×1を搭載している。
PCBのカラーは「H110M-STX」のグリーンから、ASRockのコンシューマ向けモデルで採用されている「サファイアブラック」へと変更され、より高級感のある印象だ |
CPUソケットはCoffee Lake対応のLGA1151。電源回路は5フェーズで、TDPは65Wまでに制限されるため、「K」シリーズには非対応となる |
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4-SODIMM×2。クロックは最高2,666MHzまでサポートし、最大32GBまで増設可能だ |
チップセットはIntel 300シリーズのエントリー向けIntel H310。TDP6Wの省電力チップということでヒートシンクは搭載されていないが、今回のテストで不安定になることは一度もなかった |
ストレージ用の「Ultra M.2」とワイヤレスモジュール用のM.2 2230。「Ultra M.2」はCPUに直結されており、PCI-Express接続のSSDを搭載した場合は、チップセット経由の一般的なモデルに比べて約7%の性能向上が期待できるという |
ネットワークコントローラIntel「I219V」 |
I/OコントローラNuvoton「NCT5567D-B」 |
D-Sub出力用のアナログ変換チップRealtek「RTD2168」 | プラスチックのカバーで保護されたBIOS ROM |
ネットワークポートの横には、ケースの開閉を感知する「Chassis Intrusion Header」を搭載 | フロントパネル側には、USBピンヘッダやスピーカーピンヘッダ、COMピンヘッダなどがまとめられている |
「DeskMini 310」に実装されるチョークコイルはすべてローハイト仕様 |
ピンヘッダではなく、マザーボード上に実装されたフロントインターフェイス類 | 基板右下には「H310M-STX」の型番がシルク印刷されていた |
限られたスペースを有効活用するため、基板裏面にはSATA3.0(6Gbps)×2やmicroSDカードスロットのインターフェイスの他、各種ICチップを搭載 |
待機時に電力を供給するバックアップ電源にはCR2032ボタン電池を採用 | 電力供給もできる20pinのSATAコネクタ。接続時はコネクタの向きを間違えないようマニュアルを見ながら作業をしよう |
PWMコントローラRichtek「RT3607BC」 | オーディオコントローラRealtek「ALC233」 |
メモリ用の電源回路も基板裏面に搭載 |
Coffee Lake世代のマザーボードでは標準装備になりつつあるUSB3.1 Gen.2ポートに非対応なのは少々残念なところ。次期モデルでの対応に期待したい |