強化ガラスとソリッドパネル

シンプルなフロントおよびトップパネルデザインを採用する「Nova TG」だが、左サイドパネルはイマドキ仕様の4mm厚強化ガラスが使われている。サイズは実測408ｘ420mmで、四隅に設けられたネジ穴を使い、シャーシにはハンドスクリューで固定されている。

画像ではグレー掛かって見えるが、実際にはほぼクリアに近い透明度のガラスを使用。ガード用の縁等は装着されていないため、左サイド側の開放感は高い

シャーシ接触面にはラバーを装着。ネジ穴の受け部分にはゴムブッシュが装備されていた。なおハンドスクリューの無理な締め付けにより、強化ガラスを破損しないように注意して作業したい

一方、マザーボード背面に当たる右サイドパネルはいわゆるソリッドパネルタイプを採用。シャーシへの固定は背面の折り返し部分にある2つのネジ穴を利用し、ハンドスクリューでしっかりと締め付ける。

スチール製右サイドパネルの”縁部分”以外は一段膨らんだ形状。デザインだけでなく、裏配線スペースを稼ぐ実用的な目的がある

基本に忠実なリアパネルデザイン

本体裏手にまわり、リアパネルデザインをチェックしよう。まず上段右手の通気孔部分には120mm口径ファンが標準で装備。その左手の開口部はマザーボードのバックパネルI/Oのポジジョン。その下には全7段の拡張スロットが並び、その右手は通気孔としてハニカム状にパンチングされている。そして最下段の広い開口部にはボトムレイアウトの電源ユニットが搭載される。

ボトムパネルデザイン

本体を逆さまにしたところで、ボトムパネルを観察。四隅にはABS樹脂製の台座を設け、設置面には実測15x25mmの滑り止めラバーが装着されていた。また後方には電源ユニットの吸気ファン用通気孔と、スライド着脱式防塵フィルタを装備する。

ABS樹脂製の台座は実測で縦25mm、幅50mm。さらに電源ユニットの吸気ファンが外気を取り込むため、台座高を15mmとし、空間を作り上げている