エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.679
2018.08.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ADATA「XPG SPECTRIX D80」シリーズ(発売中) AX4U360038G17-DR80(3600MHz/8GB×2) 市場想定売価税込31,980円前後 AX4U320038G16-DR80(3200MHz/8GB×2) 市場想定売価税込29,980円前後 AX4U300038G16-DR80(3000MHz/8GB×2) 市場想定売価税込27,980円前後 製品情報(ADATA) |
ADATAが展開するゲーミングブランド「XPG」シリーズより登場したハイエンドDDR4メモリ「XPG SPECTRIX D80」シリーズ。その最大の特徴は、一般的なアルミニウムヒートシンクによる空冷機構に加え、液冷機構を組み合わせたDDR4メモリでは初となる“ハイブリッド冷却”の採用だ。
「XPG SPECTRIX D80」では、アルミニウム製ヒートシンクに加え、専用の熱伝導板を使って液冷ユニットに熱を移動し、冷却をサポートする“ハイブリッド冷却”機構を採用する |
ヒートシンクの上部に設けられた液冷ユニットは完全密閉型で、内部には低沸点の非伝導性クーラント液を封入。ここに専用の熱伝導板を使い、チップから発生した熱を効率よく移動することで、ヒートシンク単体よりも高い冷却性能を発揮できるというワケだ。ADATAの社内テストによると、高負荷時の温度を最大10℃低下でき、オーバークロックテストでは定格5,000MHzのモジュールを最高5,531MHzまで引き上げることに成功したという。
「COMPUTEX TAIPEI 2018」の展示ブースでスタッフに確認したところ、“ハイブリッド冷却”を使用することでメモリチップの温度を最大10℃も低下することができたという |
また液冷ユニット部には、ケース内部のドレスアップに最適なライティング機能を搭載。実装されている10個のRGB LEDは個別設定に対応するアドレサブル仕様で、専用アプリケーション「XPG RGB Sync App」を使えば、多彩なイルミネーションを楽しむことができる。
製品ラインナップは、動作クロックが3,000MHz~5,000MHz、モジュールあたりの容量は8GBまたは16GBで、シングルキットの他、2枚1組のデュアルチャネルキットと4枚1組のクアッドチャネルキットが用意される。なお国内第1弾として7月より販売が開始されたのは、クロックが3,000MHz、3,200MHz、3,600MHzの3種で、容量はいずれも8GB×2のデュアルチャネルキットになる。