エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.684
2018.09.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットは4枚のメモリ帯域をまとめることができるクアッドチャネル対応のDDR4×8本で、最大128GB(16GB×8本)まで増設可能。また最適化したトレースとその他の回路から完全に独立した「DDR4 BOOST」設計により、動作クロックは最高3,600MHzまでの対応が正式に謳われている。
さらにグランドを追加し、周囲をメタル補強した堅牢な「Steel Armor」を施すことで、電磁干渉(EMI)や物理的な損傷からメモリやスロットを保護するよう配慮されている。
CPUソケット左側のメモリスロット。I/Oパネル側からDIMMD2/DIMMD1/DIMMC2/DIMMC1の並び。「Steel Armor」によって装着時にも基板がたわまないため、メモリの取り付けは楽に行うことができた |
CPUソケット右側のメモリスロット。CPUソケット側からDIMMA1/DIMMA2/DIMMB1/DIMMB2の並び。なおどのソケットから使うかは、CPUソケット下のシルク印刷で確認できる |
左右4本ずつのメモリスロットにはそれぞれ専用の電源回路を備える |
「Click BIOS 5」には1,333MHz~4,400MHzまでのメモリクロック設定が用意されていた |
画面左上にある「A-XMP」ボタンを使えば、Intel XMPのメモリプロファイルをワンクリックで読み込ませることができる |
コンシューマ向けプラットフォームでは最高となる66レーンものPCI-Express3.0レーンを備えるRyzen Threadripperシリーズ。その豊富なレーンを有効活用するため「MEG X399 CREATION」では、グラフィックスカード向けの4本のPCI-Express3.0(x16)スロットを搭載。いずれも周囲をメタルシールドで補強した「STEEL ARMOR PCI-E」で、マルチグラフィックスは3-Way AMD CrossFire X/NVIDIA SLIに対応する。
拡張スロットは主にグラフィックスカード用となる4本のPCI-Express3.0(x16)と1本のPCI-Express2.0(x1)を搭載する |
メインストリーム向けでは実現できないメニーコア環境に加え、66レーンという豊富なPCI-Express3.0レーンもRyzen Threadripperの大きな魅力だ |
SATA3.0(6Gbps)×8と、「Turbo M.2」(SATA3.0/PCIe3.0x4両対応)×3の計11台分のストレージインターフェイスを搭載する「MEG X399 CREATION」。「Turbo M.2」には、発熱の大きいNVMe M.2 SSDのサーマルスロットリングを抑えるため、チップセットヒートシンク一体型の大型ヒートシンク「M.2 Shield FROZR」を搭載している。
「Turbo M.2」は、基板下側にM.2 22110とM.2 2280、基板右側にM.2 2280の計3スロット搭載。いずれもSATA3.0(6Gbps)とPCI-Express3.0(x4)接続に対応する |
基板下側の「M.2 Shield FROZR」はM.2 22110とM.2 2280の2基の「Turbo M.2」をまとめて冷却する |
こちらは基板右側の「Turbo M.2」を冷却する「M.2 Shield FROZR」 |
SATA3.0(6Gbps)は計8ポート。RAIDレベルは0/1/10に対応する |