エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.685
2018.09.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、「C9X299-PG300」をベースにLGA2066プラットフォームのウルトラハイエンドマシンを構築、実際に動作させてのインプレッションに移ろう。CPUはSkylake-X世代の10コア20スレッド対応モデルのCore i9-7900X(3.3GHz/TB時4.3GHz/キャッシュ13.75MB/TDP140W)を用意、メモリには信頼性を重視してパソコンショップアークが厳選した「ARD4-U16G48SB-26V-D」(DDR4-2666 16GB/Samsung Edition)を借り受け、テストに使用している。なお、その他の環境については下記の表を参照のこと。
「C9X299-PG300」の制御プログラムには、マウス操作に対応した第4世代の「UEFI BIOS」が採用されている。シンプルなインターフェイスをもつライトユーザー向けの「EZ Mode」に加え、パワーユーザー・ゲーマー向けの詳細設定「Advance Mode」を搭載。特に「Advance Mode」には、オーバークロックに対する大きなマージンをもつ「C9X299-PG300」の性格を反映し、幅広い設定項目が用意されている。
また、「Advance Mode」には、「Overclocking」や「CPU」、「Memory」など、基幹部分にダイレクトにアクセスできるメニュー項目が並ぶ。一般的なBIOS画面に比べて、お目当ての設定を探しやすいように配慮されているようだ。
起動時に表示された、「UEFI BIOS」の簡易モードである「EZ Mode」。メモリのXMPやブート順など、簡単な設定ならこのモードだけで十分だろう |
上部のスイッチを切り替えることで、詳細設定用の「Advance Mode」に入れる。一番上にオーバークロック用の「Overclocking」タブが配置されており、オーバークロッカーにとっての使い勝手はよさそうだ |
CPU用のオーバークロック画面。手動のクロック設定やBCLK設定などの項目が並んでいる | CPU同様に、メモリ関連のオーバークロック設定も充実している |
電圧設定用のページも「Overclocking」タブに集約されている | CPUの各種機能にアクセスできる「CPU」タブ |
「Memory」タブでは、メモリの動作クロックをプルダウンメニューから選択できる。OC用の設定は「Overclocking」にあるため、項目も少なくシンプルだ | 各種機能やインターフェイス用の設定が並ぶ「Advanced」タブ |
システム情報がひと目でチェックできる「System Health」タブ。ファンコントロール用のメニューも用意されている |
ブートデバイスの設定などを行う「Boot」タブ。ちなみに設定を保存して再起動する「Save Changes and Reset」がここに置かれているのは、やや分かりにくかった | BIOSアップデートを行う「BIOS Update」タブ。接続されたドライブやUSBメモリにBIOSデータをダウンロードしておけば、階層を指定してアップデートできる |