エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.688
2018.10.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
メモリスロットはデュアルチャネルに対応するDDR4×4本を実装、最大4,266MHzのオーバークロックメモリへの正式サポートが謳われている。容量は16GB×4の最大64GBを搭載可能だ。また、スロットをメタルフレームで強化した「Ultra Durable Memory Armor」を採用、極めて頑丈な構造になっている。
スロットは、CPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の順に並んでいる。2枚構成の場合は、DDR4_A2/B2を使用する |
ストレージインターフェイスは、最大32Gbpsに対応するPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットを3基搭載。対応フォームファクタは上2基がM.2 22110で一番下がM.2 2280、そのすべてにサーマルスロットリングを防ぐ専用ヒートシンク「M.2 Thermal Guard」が標準装備されている。RAIDレベルはRAID 0/1/5/10をサポート、3基のM.2 SSDを組み合わせて超高速ストレージを構築可能だ。なお、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)×6を実装している。
CPU側のM.2スロット「M2M」には、モデル名入りのヒートシンクが実装されている |
今やNVMe SSDを運用する上で、欠かせない存在になったM.2用ヒートシンク。本製品には、3スロットすべてに用意されており、別途買い求める必要はない |
フォームファクタは一番上の「M2M」と直下の「M2A」が22110で、いずれもPCIeとSATAに両対応。一番下の「M2P」は2280で、PCIe SSDにのみ対応する |
通常のSATA3.0(6Gbps)ポートも6基を実装。ストレージインターフェイスに不足を感じることはないだろう |
続いて拡張スロットの仕様をチェックしよう。PCI-Express3.0(x16)は合計3基で、帯域別にPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8/x16形状)×1、PCI-Express3.0(x4/x16形状)×1という構成になっている。いずれもハンダ接点を強化してメタルフレームでカバーした「Ultra Durable PCIe Armor」が装着されており、重量級のハイエンドグラフィックスカードでも問題なく搭載可能だ。マルチGPUはQuad NVIDIA SLI/Quad AMD CrossFire Xをサポート、グラフィックス複数枚挿しの際も安心だろう。
なお、リアインターフェイス部にはワイヤレスモジュール用のM.2スロットを備えており、CNVi対応モジュールを標準搭載。最大1,734Mbpsの802.11ac Wave2無線LANが利用できる。
PCI-Express3.0(x16)スロットには、すべてメタルアーマーの「Ultra Durable PCIe Armor」を搭載。スロットや基板の歪みを防ぐとともに、ESD発生を抑える効果がある |
PCI-Express3.0(x1)スロットは3基を実装、こちらはメタルアーマーは非搭載だ |
リアインターフェイス部のM.2スロットに標準装備されている、CNVi対応のワイヤレスモジュール。802.11ac Wave2無線LANとBluetooth 5.0をサポートする |