エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.689
2018.10.22 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
リアインターフェイスは、最新のUSB3.1 Type-Cから、CPU内蔵GPUで4K@60p出力が可能なDisplayPort、8ch出力できる光デジタル端子、PS/2まで、充実した構成。さらにオーバークロックの失敗などでBIOS起動不能になった際に便利な「Clear CMOSボタン」、最低限のパーツを搭載した状態でBIOSアップデートを実行できる「BIOS Flashbackボタン」も用意されている。
便利な一体型バックパネルI/Oカバーを採用。必要となるインターフェイスはほとんど揃っている |
そのほかギミック面では、LEDイルミネーションパーツを接続、制御できるLEDヘッダを計4基装備。そのうちの2基はアドレサブル対応の3pinヘッダで、「Aura」ユーティリティからLEDコントロールが可能だ。また、マザーボード上には、まな板ケースを使ったオーバークロックやテストを行なう際に便利な電源ボタンやリセットボタン、POSTコードを表示する7セグメントLEDなど、自作シーンで便利なギミックが備わっている。
基板上部と下部にそれぞれ1基ずつ、アドレサブルLEDヘッダとRGB LEDヘッダを装備 | 「Aura」ユーティリティを使うことで、OS上からLEDコントロールが可能 |
ベンチ台などを使ったテスト起動時に便利な電源とリセットボタンを装備 | POSTコードを表示する7セグメントLED。その下にはDRAM、VGAの異常がひと目で分かるLEDインジケータを搭載 |
DIY水冷向けに冷却液の水流量が計測できる3pinコネクタと2pin温度センサー×2を装備 | In WinなどのPCケースに搭載されているフロントUSB3.1 Gen.2 Type-Cポート用コネクタを装備 |
メーカー独自のユーティリティを使用するLEDファンなどを追加する際に必要なUSB2.0ヘッダは2基装備 | CPUソケット側には水冷クーラーのポンプ用など、3基の4pinファンコネクタを搭載 |
外観チェックの締めくくりとして、実装されている各種パーツやICチップ群をまとめて見ていこう。
オーバークロック関連の機能を受け持つ、ASUS独自の「TPU(TurboV Processing Unit)」チップ | LEDイルミネーション機能を制御する「AURA」チップ |
ARMマイクロ制御モジュール「STM32F」。LEDなどを制御する | 外部クロックジェネレータIDT「6V41638B」 |
「BIOS」刻印が入ったチップ。おそらく刻印から「USB BIOS Flashback」に関するチップだろう | BIOS(UEFI)フラッシュROMのWinbond「25Q128JVSQ」 |
ファン制御やシステムモニタリングを行うSuper I/OコントローラのNuvoTon「NCT6798D」 | ファンコネクタ周辺にもI/OコントローラのNuvoTon「NCT3949S」が実装されていた |
TMDレベルシフターASMedia「ASM1442K」 | PCI-Expressスロット部には、PCI-ExpressレーンスイッチチップのASMedia「ASM1480」が4基実装されていた |
SATAポート近くには、PCI-ExpressレーンスイッチチップのASMedia「ASM1480」やニチコン製「10K Black Metallic apacitors」などを実装 | ネットワークコントローラチップのIntel「I219V」 |
USB3.1 Gen.2リドライバのPericom「PI3EQX」 | USB3.1 Type-CスイッチのASMedia「ASM1543」とUSB3.1 Gen.2リドライバ「PI3EQX」 |