エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.691
2018.10.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、基本的な配列から機能拡張に至るまで、キーボード上のレイアウトを詳しくチェックする |
「GRAM XS」は日本市場への投入を踏まえ、しっかり日本語配列にローカライズして製品化された。長めのスペースキーを採用するキー形状は入力がしやすいよう配慮され、キーピッチは一般的な19mmを確保、キャップにはクッキリ見やすいフォントが採用されている。
また、「Fn」キーとの同時押しで作動する、複数の機能拡張に対応する点は大きな特徴だ。普段使いのタイピングで使用する通常モードの「PC mode」と、豊富なカスタマイズを適用できる「Game mode」という、性格の異なる2つのモードを搭載。「Game mode」では「PF1」~「PF3」の3つのプロファイルを切り替えて使用できる。
そのほか、バックライトの輝度調整やキーボードロック、Windowsキーロックなどの設定、6キー/Nキーロールオーバーの切り替え、合計6つのマルチメディアキーなどを実装。「Fn」+「Home」の同時押しでは、ソフトウェアに依存しないインスタントマクロの設定も可能だ。
しっかり日本語配列モデルとしてリリースしてきたTesoro、スペースキーは使いやすさを重視した長めのサイズになっている | 機能キーに加え、テンキーも備えたフルサイズのレイアウト。ただし外周フレームの“余白”が少ないスリム設計のため、だいぶ省スペースに収まった |
特定キーとの同時押しで機能を作動させる「Fn」キー。主にゲーミング向けの幅広い機能拡張に対応する |
機能キー部分には、主要な機能拡張要素が集合。「Fn」+「Pause」で「PC mode」と「Game mode」を切り替え、「End」はキーボードロック、「Insert」と「Delete」は6/Nキーロールオーバー切り替え、「Home」はインスタントマクロ登録を起動できる |
「Game mode」は3つのプロファイル登録に対応。「F1」~「F3」キーと「Fn」キーの同時押しにて、「PF1」~「PF3」に登録された設定を瞬時に切り替えできる | 「Fn」+「Windows」を入力することで、Windowsキーを無効化可能。なお、「Game mode」の時のみ無効化が働く仕様になっている |
「F7」~「F12」キーには、「Fn」同時押しで呼び出せる合計6つのマルチメディアキーが割り当てられている |
Nキーロールオーバーが有効になっていれば、入力したすべてのキーが抜けなく認識される |