エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.691
2018.10.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
中国TTC製のロープロファイルスイッチを採用、こちらは“Clicky”タイプの青軸。CHERRY MX青軸と同じ特性のスイッチで、打鍵感もそれに近い |
「GRAM XS」が搭載するスイッチは、中国TTCが製造するロープロファイル仕様の「Ultra-slim mechanical switch」だ。“Clicky”タイプの青軸とリニアタイプの赤軸があり、編集部には青軸モデルが届けられた。
軽快極まる打鍵感に加え、入力時に心地よいクリック音が味わえるスイッチで、性質的にはCHERRY MX青軸と同じグループに属する。荷重は40g±10g、アクチュエーションはわずか1.1mm±0.4mmという短接点仕様だ。これは同様のロープロファイルスイッチである「CHERRY MX Low Profile」(1.2mm)より短いもので、素早い入力を追求する上で重要な要素となってくる。
ちなみにストロークは3mm±0.3mmと深めで、しっかりした入力感が味わえる。耐久性は1,000万回ストローク以上とされ、特定キーを酷使することの多いゲーミングユースでも安心だ。また、1,680万色のRGBイルミネーションに対応したLEDを内蔵。キーキャップは光を透過する薄手の樹脂で出来ており、印字部分を抜いて塗装が施されている。
キースイッチの構造図。トップのハウジングはLEDのライトを透過させるクリアタイプで、横長のプランジャー(軸)が重なり、その上に平たいキーキャップが装着されている |
青軸(Blue Switch)の押下特性。アクチュエーションポイントは約1.1mmと短く、素早い入力認識が可能。薄型ながら、しっかり深みのある3mmのストロークが確保されている |
パンタグラフキーボードのように平たいキーキャップ。LEDのライトを透過させるため透明な樹脂が採用され、印字抜きでキャップを塗装、ひらがなはレーザー印字で刻印されている |