エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.691
2018.10.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
「GRAM XS」が真価を発揮するには、ユーティリティの「Tesoro 360」によるカスタマイズが必須。2つのメニューからそれぞれの設定項目に移行する、シンプルなUIになっている |
ゲーミングキーボードに代表される豊富なカスタマイズ性をもつモデルにとって、特に重要な存在になるのがソフトウェアの完成度だ。「GRAM XS」には独自のユーティリティ「Tesoro 360」が用意され、キーアサインのカスタマイズからライティングまでをシンプルなインターフェイスで設定できる。
ユーティリティの起動画面は、簡易設定の「Quick Start」と詳細設定の「Advanced」から選択する分かりやすい構成。「Quick Start」はマクロ登録などの複雑な設定はなく、シンプルなライティング設定のみ。本格的なマクロ登録や細かなライティング制御を設定する場合は、「Advanced」メニューに切り替えることになる。
「Quick Start」では、ライティングのエフェクトやカラーを簡単に設定可能。詳細設定の「Advanced」にもワンタッチで移行できる |
「Advanced」のキーアサインメニュー。まずキーボード上から設定したいキーを選択、さらにプルダウンから好みの項目を呼び出して設定する仕様だ |
「Advanced」におけるマクロ登録は全キーが対象で、キー入力操作はもちろんマウスボタンの入力からマウスカーソルの移動、マクロの入力間隔やリピート回数に至るまでを設定可能。設定内容は、「Game mode」の「PF1」~「PF3」プロファイルに保存し、プレイするゲームやシチュエーションに合わせて切り替えることができる。
ライティング設定も同様で、全キーを対象にパレットからのカラー選択やエフェクト、発光スピード、光が流れる方向までをカスタマイズできる。一部マクロ登録時の挙動に怪しい点はあったものの、ゲーミングキーボード顔負けの設定の豊富さは見事だ。
「Advanced」のマクロ設定メニュー。キー入力やマウス操作、ディレイ設定など豊富なカスタマイズ項目が並んでいる |
シンプルなマウスボタン(+スクロール)の入力や、Windowsコマンドの起動も設定できる |
「Advanced」におけるライティング設定メニュー。プリセットにはないイルミネーションを各キーごとに設定できる |
メニュー画面は、一部やや表記が怪しげなものの、日本語表示にも対応していた |