エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.692
2018.10.30 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
最高8コア/16スレッドのIntel Core 9000シリーズを安定して動作させるため、電源周りを強化 |
ここからは各部外観を写真で詳しくチェックしていこう。「MPG Z390 GAMING EDGE AC」の電源回路は、デジタルPWM制御の12フェーズ構成。さらに、ATX 12V補助電源コネクタは一般的なEPS 8pinに加えて、4pinが追加されている。また、発熱の増加を見据え、ヒートシンクは大型化されており、8コア/16スレッド、最大5GHz動作となる「Core i9-9900K」の安定動作はもちろん、オーバークロック耐性にも期待できそうだ。
CPUソケット左側には、リアインターフェイスを保護する役目も果たす、大型ヒートシンクを搭載 | 「MPG」ロゴがデザインされたCPUソケット上側のヒートシンクは、放熱効果を高めるため凹凸のある構造 |
12フェーズの電源回路。コンデンサには高品質、長寿命な「DARK CAP」を採用 | MOSFETは、1フェーズあたり3基または4基ずつ搭載 |
デジタルPWMコントローラのuPI Semiconductor「uP9521P」 | 一般的なEPS 8pinに加え、4pinが追加されたCPU補助電源コネクタ。コア電圧をアップさせたCPUのオーバークロックにも余裕で対応できる |
チップセットは、従来の「Z」シリーズの機能に加え、USB3.1 Gen.2の機能が統合。さらにIEEE 802.11ac無線LAN&Bluetooth 5.0のコンボカードを増設できる「Integrated Intel Wireless-AC(CNVi)」スロットをサポートするIntel Z390を搭載する。また、ヒートシンクには「EDGE」のテーマでもある「刀」をイメージしたデザインを採用。なおLEDイルミネーション機能は省略されていた。
LGA1151向け最上位チップセットのIntel Z390。製造プロセスがIntel Z370チップセットの22nmから14nmにシュリンクされ、無線LANの論理層を内蔵する |
マザーボードと同じく、ブラックベースのヒートシンク。刃を模したイラストとMSIロゴが描かれている | ヒートシンクは2本のネジで固定。熱伝導シートが備わっている |