エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.694
2018.11.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4×4本で、コンタクトピンには腐食に強い15μ厚の金メッキピン「15μ Gold Contact」を採用する。またメモリプロファイルはXMP2.0、動作クロックは最高4,266MHzまでの対応が謳われ、容量は64GBまで増設できる。
メモリスロットはCPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の並び。なお2枚で使用する場合にはDDR4_A2/B2の使用が推奨されている |
メモリ用の電源回路にも「Premium Memory Alloy Choke」や「ニチコン製12K Black Cap」など高品質なコンポーネントを採用 |
「インタラクティブUEFI」には800MHz~8,400MHzまでのメモリ設定が用意されていた |
ストレージインターフェイスは帯域幅32Gbpsの「Ultra M.2」×3と、チップセット接続のSATA3.0(6Gbps)×6、ASMedia「ASM1061」によるSATA3.0(6Gbps)×2を実装。また最下段の「Ultra M.2」には、サーマルスロットリングを抑制するため、M.2 SSD全体をカバーできる大型のヒートシンクを搭載する。なおM.2ヒートシンクの冷却性能については、「Z390 Taichi」のレビューに詳しいので合わせて参照いただきたい。
最下段の「Ultra M.2」には、サーマルスロットリングを抑えるため大型のM.2ヒートシンクを搭載 |
フォームファクタはM.2 22110まで対応。もちろんM.2ヒートシンクもSSD全体をカバーする |
拡張スロット部に配置された「Ultra M.2」。上段はM.2 2280、下段なM.2 22110まで対応 |
計8ポートのSATA3.0(6Gbps)。左端の2ポート(SATA3_A1/A2)はASMedia「ASM1061」接続のためRAID機能は非対応 |
PCI-Express3.0(x16形状)×3、PCI-Express3.0(x1)×2の拡張スロットを搭載する「Z390 Phantom Gaming 9」。3本のx16形状スロットは、周囲をメタルシールドで補強した「PCIe Steel Slot」で、重量級のグラフィクスカードを安全に支えることができる。
上段のPCI-Express3.0(x16形状)スロットと中段の間には2スロット分の空きがあり、実質3スロットを専有するグラフィックスカードに対応 |
上段のPCI-Express3.0(x16形状)スロットはコンタクトピンに「15μ Gold Contact」を採用 | PCI-Express3.0(x1)スロットは、エッジフリーのため(x2)以上の拡張カードも搭載可能 |
またリアインターフェイス部の「CNVi」対応M.2スロットには、最大転送速度1.73GbpsのIEEE 802.11ac無線LANと、Bluetooth 5.0に対応する「Intel Wireless-AC 9260」を標準装備。ワイヤレス通信でも高速なデータ転送が可能だ。
垂直M.2スロットには「Intel Wireless-AC 9260」を標準装備。対応ルーターを用意すれば、ワイヤレス環境でも高速通信が可能だ |