エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.696
2018.11.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まずは定番のレンダリングベンチマークテスト「CINEBENCH R15」で、純粋なCPUのパフォーマンスをチェックしていこう。
シングルコアのスコアは、Celeron G4900Tの121cbに対して、「LIVA Q2」は66cbで約1/2に留まる。一方、マルチコアのスコアは、シングルコアから約3倍となる175cbを計測。Celeron G4900Tとの比較でも約75%と健闘しており、実際にテストをしていてもストレスを感じることはほとんどなかった。
次にPCの総合的なパフォーマンスを計測する、「PCMark 10」のスコアを確認していこう。
基本性能を測定する「Essentials」、ビジネスアプリケーションの性能を測定する「Productivity」、コンテンツ制作の性能を測定する「Digital Content」は、いずれもCeleron G4900Tの5割強で、「CINEBENCH R15」のシングルコアと同様の結果。またゲーム関連の性能を測定する「Game」は、約3割と大きく溝を開けられており、グラフィックス性能についてはあまり期待しないほうが良さそうだ。
続いて、定番ベンチマークテスト「3DMark」を使い、グラフィックスの性能をより細かくチェックしていこう。なお今回はプリセットに「Fire Strike」と「Sky Diver」の2種類を選択している。
まず「Fire Strike」のスコアを確認すると、GPU性能が重要になる「Graphics score」は約5割で、「PCMark 10:Game」から大幅に差が縮まっている。またCPU性能の影響が大きい「Physics score」は、Celeron G4900Tの約75%で、やはりマルチスレッドに最適化されたアプリケーションはかなり得意としていることがわかる。
次に「Sky Diver」のスコアを確認すると、「Graphics score」は「Fire Strike」とほぼ同じ結果。ただし、「Sky Diver」の「Physics score」は、マルチスレッドに最適化されていないようで、3割強とかなり低調。これに伴い、総合スコアも4割強に留まった。