エルミタ的一点突破 Vol.48
2018.11.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕/池西 樹(テストセッション)
コンパクトなサイズで扱い易さが特徴の「KATANA 5」。冷却ファンを含む重量は560gとあって、Intel系リテンションは純正クーラー同様のプラスチック製固定ピン(プッシュピン)が採用されている。CPUクーラーにとって、CPUとの密着具合も冷却性能を左右する重要要素。ハイエンド志向の重量級CPUクーラーでもない限り、プラスチック製固定ピンでも十分に能力が発揮できる。なおAMD系は、純正クーラーに準拠したレバー式クリップを採用。共に工具を必要とせず(リテンションの付け替え時は例外だが)、ユーザーの手を煩わせることは無い。
Intel系はお馴染みのプラスチック製固定ピン(プッシュピン)を採用。搭載手順は敢えて紹介するまでもなく、純正クーラー同様に扱えばいい。もちろん搭載後のぐらつきは一切なく、CPUとの密着も十分にできているようだ |
付属品BOXに同梱される、AMD Socket用リテンション。リテールクーラーに準拠したレバー式クリップを採用し、簡単に装着できるようになっている |
マザーボードへの取り付けが完了したところで、メモリスロットクリアランスをチェックしておこう。受熱ベースプレートから伸びるφ6mmヒートパイプ3本は、バックパネルI/O側に傾斜し、ヒートシンク全体のポジションをやや後ろ寄りに配置。オフセットデザインにする事で、隣接するメモリスロットへの干渉を回避している。
搭載テストにはASRock「Z390 Extreme4」を使用。4本のメモリスロット上空は完全に解放されているため、大型ヒートスプレッダ付きメモリがそのまま搭載できる |
搭載テストで使用したメモリは「ANTEC MEMORY 5 Series」。全高39mmのヒートスプレッダ付きで、トップ部分が発光するイマドキのギミック付きモデルだ |