エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.698
2018.11.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Ballistix Sport LTシリーズ W4U2666BMS-8G(BLS8G4D26BFSBK×2) 市場想定売価税込18,000円前後(発売中) 製品情報(Ballistix/CFD販売株式会社) W4U2666BMS-16G(BLS16G4D26BFSB×16) 市場想定売価税込39,000円前後(発売中) 製品情報(Ballistix/CFD販売株式会社) |
Micronが展開するゲーミングブランドBallistixのDDR4メモリでは、エントリークラスに位置づけられるスタンダードモデル「Ballistix Sport LT」シリーズ。最近、一部のモジュールに3,000MHzの高クロックモデルが追加されているが、基本的には2,400MHzと2,666MHzのいわゆる定格モデルが中心。動作クロックについては、近頃のゲーミングメモリとしては控えめな印象だ。
ただし、レイテンシはいずれもCL16に設定されており、JEDEC準拠のメモリに比べると高速化されている。さらにすべてのモデルにCPUクーラーとの干渉を抑えた、ロープロファイルタイプのヒートスプレッダを標準装備。基板、メモリチップの保護に加え、ケース内のちょっとしたドレスアップ効果も期待できる。
ロープロファイルのオリジナルヒートスプレッダを搭載。「Ballistix Tactical Tracer RGB」のレビューで既報の通り、駆動電圧の低いDDR4では発熱が控えめのため、基板・チップの保護が主目的となる |
またメモリチップには、厳格なテストをクリアしたMicron純正の選別チップを採用。加えて、基板への実装や出荷前テストまで、すべてを自社で一貫して行うことで、高い品質と信頼性を実現しているワケだ。
メモリチップの製造から完成品のテストまでを一貫して行うことで、高い品質と信頼性を実現 |
ヒートスプレッダのカラーはグレー、ホワイト、レッドの3色展開。モジュールあたりの容量は4GB、8GB、16GBの3種で、単体モデルのほか、2枚1組のデュアルチャネルキットと4枚1組のクアッドチャネルキットがラインナップ。メモリプロファイルはIntel XMP 2.0に準拠し、製品には制限付き無期限保証が提供される。
グレーのシングルランク8GBとデュアルランク16GBモジュールには、3,000MHzの高クロックモデルが用意される |
なお国内正規代理店のCFD販売株式会社からは、「CFD Selection Ballistix by Micron」シリーズとして、2,400MHzのデュアルチャネルキット(4GB×2、8GB×2、16GB×2)と、2,666MHzのデュアルチャネルキット(8GB×2、16GB×2)計5モデルが発売中だ。
はめ込み式のブリスターパッケージを採用する「CFD Selection Ballistix by Micron」シリーズ。周囲3点はホチキス止めで、パッケージを破損することなく開封できる |