エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.699
2018.11.23 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
次に比較的軽いゲームとして、大人気FPS「PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS」(PUBG)のスコアをチェックしていこう。解像度はこれまでと同じで、描画品質は“中”と最高品質の“ウルトラ”を選択した。
Radeon RX 590がターゲットとしているフルHDでは、“ウルトラ”でも最小50fps半ば、平均70fps以上を計測し、高画質設定で快適なゲームが可能。また、勝敗に影響しない部分の画質設定を下げてフレームレートを優先すれば、高リフレッシュレートのゲーミング液晶ディスプレイの導入にも耐えられる。一方、いくら軽いゲームとはいえ、4K解像度では“ドン勝”を目指したゲームプレイは難しい。
実ゲームテストのラストは、「Battlefield」シリーズ最新作の「Battlefield V」だ。APIは「DirectX12」、解像度はこれまで通りで、描画品質は“中”/“高”/“最高”の3段階を選択。先行プレイのシングルプレイヤー用キャンペーン、“旗なき戦い”の2つ目のシーンをプレイした際のフレームレートを「OCAT」を使って計測した。なお、11月15日に配信されたDay1パッチ(1.02)適用前のため、実際のプレイでは結果が異なる可能性がある。
これまで同様、4K解像度では“中”でも最高40fpsまでしか上がらず快適なゲームプレイは厳しい印象。ただし、フルHDでは“最高”品質でも70fpsを超えており快適だ。また、Radeon RX 580との比較では、「NITRO Boost Settings」で約8%の差がついた。フレームレートの差は10fps以下のため、劇的な違いは体感できないだろうが上積みは確実にある。