エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.700
2018.11.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まずはCoffee Lake Refreshと同じく、「Sandra Titanium」の「メモリの帯域」と「メモリのレイテンシ」で、基本性能をチェックしていこう。
メモリ帯域は「整数メモリ帯域」が約18%、「浮動小数点メモリ帯域」は約20%スコアが向上し、やはりメモリ帯域への影響はかなり大きい。またRyzenシリーズが、特に苦手としているメモリレイテンシも約20%と大幅に削減されており、第2世代RyzenシリーズでハイエンドPCを構築するなら、ぜひオーバークロックメモリの導入を検討したい。
続いて「CINEBENCH R15」を使い、メモリクロックによるCPU性能と消費電力の影響を確認していこう。
シングルコアテストでは1cbでほぼ誤差の範囲。一方同時処理により、メモリへの負荷が高くなるマルチコアテストでは、その差は44cb。約4%スコアがアップしており、Ryzen環境でも高クロックメモリの恩恵は確実に見られた。また消費電力を確認するとアイドル時は0.9W、高負荷時でも3.5Wとごくわずか。電源ユニットへの影響は完全に無視できるレベルだ。