エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.703
2018.12.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからはIntel Z390プラットフォームを使った、各種ベンチマークテストによる検証を行っていく |
画像による検証が一通り終わったところで、ここからはまず500GBモデル「CT500P1SSD8」を実際にPCに組み込み、そのパフォーマンスをチェックしていこう。テスト用のPCには、CPUがボトルネックにならないよう、Coffee Lake-Refreshの最上位Core i9-9900Kと、Intel Z390チップを組み合わせたハイエンドPCを使用。ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」「CrystalDiskMark 6.0.2」「HD Tune Pro 5.70」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類で、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDを別途用意している。
まずはシリーズの中で最も低容量な500GBモデル「CT500P1SSD8」のパフォーマンスから検証を進めていこう |
まずは「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」を使い、「CT500P1SSD8」の基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:総合ベンチマーク |
AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークのシーケンシャルアクセスは読込約1,750MB/sec、書込約850MB/secで、いずれも公称値にあと一歩まで迫る良好な結果。ランダムアクセスは、読込こそ約350MB/secでSATA3.0(6Gbps)SSD並にとどまるものの、書込は約775MB/secを計測し、こちらもNVMe M.2 SSDらしいスコア。総合スコアも1768ポイントを獲得し、最も低速な500GBモデルにもかかわらず、SATA3.0(6Gbps)SSDとは一線を画す性能を発揮する。
また「Compression-Benchmark」を確認すると、読込は1,750MB/secでほぼフラットなグラフ。書込は700MB/sec~900MB/secの間でややブレがあるものの、圧縮率による影響は見られなかった。