エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.706
2018.12.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
「SR-ii9-8862H/S5/GL/W10」のグラフィックスカードは、GeForce GTX 1070 Ti搭載のASUS「TURBO-GTX1070TI-8G」が組み込まれていた。ブロワーファンを採用する外排気クーラーを搭載し、コアクロックは標準時がベース1,607MHz、ブースト1,683MHz。付属アプリケーション「GPU Tweak II」を使うことでベース1,645MHz、ブースト1,721MHzまでオーバークロックができる。
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セミファンレス機能はなく70mm口径のブロワーファンは常時回転。側面の「ASUS」ロゴは、動作中LEDによって発光する。なおカードの長さは約267mm |
なお、他のパーツと同様にグラフィックスカードもカスタマイズが可能。GeForce RTX 2070/2080/2080 Tiなど最新モデルに変更できるが、より出力のある電源ユニットにアップグレードが必要になる。ちなみにGeForce RTX 20シリーズが希望であれば、標準搭載モデル「SR-ii9-8863T/S5/GR/W10」や「SR-ii9-8862G/S3/GP/W10」もラインナップされている。要検討といったところだろう。
評価機に搭載されていたメモリは、Crucialブランドの8GB×2枚キット。DDR4-2666MHz駆動のスタンダードなモデルで、標準構成で十分なパフォーマンスが期待できる。こちらは、64GB構成となる16GB×4枚キットにカスタマイズできるほか、RGBイルミネーションライトバー搭載の人気DDR4メモリ「G.SKILL Trident Z RGB」(DDR4-2,666MHz/8GB×2枚キット)にアップグレードすることもできる。
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ヒートスプレッダを装着しないシンプルなDDR4メモリを搭載。DIMMスロットが2本余っているため、将来的に8GB×2枚を増設するのもいい |
採用ケース「Z9 Neo」のドライブベイレイアウトは、5.25インチベイ×2、3.5インチ/2.5インチ共用ベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2。5.25インチベイは脱着が可能で、3.5インチ×2もしくは2.5インチ×4を搭載できる。
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ドライブベイレイアウトは全て背面側にレイアウト。未使用ベイも多いため、将来的な増設にも余裕で対応できる |
基本構成のストレージには480GB SSDと1TB HDDを搭載。標準搭載のストレージとしては十分だが、さらなるカスタマイズも可能で、最大8TBまでのHDDがチョイスできる。同様にSSDもCrucialやIntel、Samsung、Plextorなど人気のブランドから選択可能。また、採用マザーボード「Z390 Pro4」には帯域幅32Gbpsの「Ultra M.2」スロットがあるため、高速転送が実現できるNVMe SSDにカスタマイズするのもオススメだ。